概要

ケニアの国担当だった頃、はじめて企画した調査があった。当時の日本の保健分野に対する支援は、HIV/AIDSや結核などの感染症予防が主だった。そこで一つの疑問がわいた。「日本の支援は貧しい人々に届いているのだろうか?」保健分野の支援方針を抜本的に見直すための網羅的な調査を企画した。新しい視点は、社会保障制度。サービス料は高すぎないか?保険の加入率は?統計で上がってくる中央政府の数値と現場間隔の乖離は?これらを総合して、既存の保健サービスへ貧困層はアクセスできる状況なのか?首都ナイロビで政府関係者から聞き取りを行った後、ビクトリア湖に面するニャンザ州で現地調査を行った。

2012

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