#5184
Ippei Tsuruga
Keymaster

そうですね。先ほどの回答を書きながら思ったのですが、実態としては、国際開発の業界で仕事をしてみなければ専門性を決められないのだと思います。私が大学院選びをしたときのことを思い出してみても、ある程度分野(貧困分析)で絞り込んだあとは、立地(イギリス)や大学の知名度(サセックス)で最後は選びましたね。そういう意味では、少し乱暴ですが、国連本部を目指すならニューヨーク、世界銀行を目指すならワシントンDCという選び方も悪くないのかもしれません。

GPAに関しては、私も国際機関の採用に携わっていないので確信はありません。時々、CVにGPA(あるいは主席卒業など)を記載している人がいますが、成績表を添付させられるわけでもないので、採用側にとっては「応募者の自己主張(自己申告)」にすぎないような気がします。その自己PRを採用がどれくらい真剣にとらえるかが問題ですが、個人的には職歴や何を勉強してきたかの方が大切なような気がします。

PhDの場合も同様に、確信はありません。ただ、PhDの応募要件を見ていただくとイメージがつかめるかと思います。欧米の大学院の場合、ほとんどの場合、最低条件として修士号の成績で足切りしているように見受けられます。日本国内の大学院はこの限りではないと思います。職歴などで挽回できるチャンスはあると思いますが、修士課程で良い成績をとれればよいですね。