ガーナで円借款事業再開へ、JICA

この記事はThe Povertistに投稿されたものです。

国際協力機構(JICA)がガーナに対して円借款事業を再開すると現地メディアが報じた。

最初の案件は、ガーナ東部回廊の整備の一環で、ボルタ川の橋梁の改修事業と見られ、100億円規模とされている。

日本はガーナが2001年に重債務貧困国(Highly Indebted Poor Countries: HIPC)入りしたことを受け、円借款事業を停止している。2004年には1,050億円の債務救済措置(債務免除方式)を実施し、それ以降は新規貸付を行っていない。

ガバナンスの脆弱なサブサハラアフリカ諸国にあって、ガーナは政治・経済的に安定している。最近では石油資源が見つかり、資源国の仲間入りも果たした。

日本にとって、無償資金協力が先細りの中、政府開発援助(ODA)の総額を維持するためには円借款事業が生命線。

JICAがガーナへ円借款事業をコンスタントに展開していくことができれば、ガーナの経済成長だけでなく、日本のODAにとっても良いニュースと言えるだろう。


参照元:Japan To Resume Loans To Ghana From Next Year