国連職員の夏休みと組織の責任の矛盾

夏休みを犠牲にして山積みの仕事をこなす日本人を尻目に、山積みの仕事を置いたまま夏休みへ行く人々。たしかに、そうしなければ夏休みなど取ることができないほど仕事は常に山積みではある。しかし、それでよいのだろうか。そこに組織としての責任感は全くなく、ただ一人の労働者の権利があるのみ。 さらに読む

公務員の副業解禁(ただし営利除く)の抜け穴

公務員の副業解禁(営利除く)が話題になっています。営利企業で働いて給与貰ってはいけない、という話のようです。もしビジネスやりたい公務員は、起業して給与もらわず株式配当で収入得るようにすれば規定に違反しないと思いますが。投資は副業規定で禁止されていないはず。 さらに読む

文書の格式は出版社ではなくユーザーが判断する時代

仕事で色々な報告書を作成して公開するのですが、最近の公開の場は専らネットです。かつては信頼ある文書の序列が書籍で、有名な出版社のものが最上位でした。 さらに読む

新人時代に教わったサラリーマン道

飲みすぎた翌日は、這ってでも定時に出社する。机で寝てても良い。とにかく普段通り出社する。これが日本のサラリーマン道だ。新人時代に冗談混じりに上司にアドバイスされた。私は割と好き。若い世代は怪訝な顔するだろうけど。

二日酔いの朝に私はネクタイとスーツでバシッと決めて出社することにしている。自分のモチベーションを上げる意味もある。しかし、一番重要なのは、これを毎回やっていると同僚に「昨日も飲み過ぎたのね」と言わせて笑いをとることができる。話のネタになるし、その日は無茶な仕事が降ってこない。

外交と酒の戦い | Ippei Tsuruga

国を相手に仕事をしていると、飲み比べに巻き込まれることがある。アジアでは一気飲み文化が根強い。多くの場合、相手は複数人で当方は数名か一人。相手は一人ずつやってきて、代わる代わる乾杯。飲み干して握手。二日酔いの翌日は「二日酔いも場合によっては労災だよなぁ」と思いながら一日が終わる。 …

私たちの仕事は国民生活に直結することが多い分野

ロシアでデモが起きているようです。年金の受給開始年齢を引き上げることを柱とした年金制度の改革へのデモ。 さらに読む

中国人と日本人の大陸移動

マッターホルンの麓にツェルマットという美しい村があります。バブル期以前から日本人観光客でごった返していたところです。ここ数年は日本人観光客は当時登山を楽しんでいた高齢世代がほとんどで、若い人はあまり見ません。一方、中国人観光客はグループでやってきて、勢力図が変わりつつあります。 さらに読む

読みやすい英語を書くコツは一文を短くすること

仕事柄いろいろな人の文書を読んで編集します。書き手のタイプは大きく2つ。どう書くかを考えている人と、読み手がどう感じるかを考えている人。

前者は極めて詳細で抜け目ない文書を書く一方、難解すぎて他人がフォローしにくい。後者はシンプルでメッセージがクリアな一方、ツッコミはたくさん受ける。

国際機関で働いていると、どこの地域で生まれ、教育を受け、どの言語が母語かによって英語の文章のタイプが異なる気がする。こうしたタイプを把握したうえで、編集作業に入るとどこからどこまで詳細に編集し、どこから諦めるか取捨選択できる。

そういう小手先の知識も時折必要となる。そうしなければ、書き手の難解な文章のせいで自分の労働時間が長くなることもあるからだ。

一つ言えることは、読みやすい英語の報告書のポイントは一文が短いこと。文を短くするコツは、関係代名詞を減らすこと。そして不要な指示語や助動詞や形容詞を避け、言い換えを減らすこと。非ネイティブが非ネイティブと仕事する上でこれらは意思疎通を阻害する。keep it simple。

敦賀 一平 on Twitter

フォロワー500人もありがとうございます。なんかすみません、メモ代わりにここを使ってしまっていつも。

公務員は仕事を通じて交友関係を築きにくい

働いているとランチ、夕食、お茶、会議後の座談会、週末に仕事仲間とのゴルフ、飲み会などいろいろあります。 さらに読む

世界銀行とILOの対決

着任して四か月が経過し、見えてきたスタイルがあります。ILOで全力で仕事すると、労組、経済団体、政府と平等に仕事するので、他の国際機関の3倍忙しいのではないかということ。 さらに読む

自信は心構えで生まれない

「自信を持ちなさい」とよく助言する人がいるけど、自信というのは、「もうこれ以上できない」というくらいの努力で自分を追い込んだ結果であって、心構えで何とかなるものではない。 さらに読む