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  • #7669
    有田歩
    ゲスト

    はじめまして。
    お忙しい中恐れ入ります。
    国連職員への就職を希望しており、ご相談させていただきたいと思い、トピックを立てさせていただきました。

    私は行政で人事を中心に3年間働いた後、青年海外協力隊に参加しました。
    今は海外で日本市場への参入を目指す企業への給与事務請負のコンサルタントをしています。
    後3年ほど現職を勤めた後にJPOを受験しようと考えており、その間にイギリスの通信制のコースで修士号を取ろうと思っています。

    そこで迷っているのが、どの分野で修士号を取るべきかというところです。

    これまでの職務経験からいえば、専門は人事ということになりますので、HRやビジネス関係の学歴を取ることが妥当なのかと思います。
    実際途上国で働く中で、こうした開発業界の人事が上手くいっていないような印象(ポストを得るために、業務成績を誇張して報告してしまうという心理的な問題)も受けましたので、取り組む価値のある仕事だと思っています。

    しかし一方で、そういった学位を取ってしまうと途上国で働くことは難しくなりそうだとも感じています。
    国連職員を目指す動機の一つが、WFPの給食事業やILOの社会保障制度構築事業を通して直接途上国の発展に関わりたいと思ったことですので、本末転倒な感があります。

    そのため、こうした働き方を目指す場合には、やはり社会保障や行政学などの学位を取るべきだとは思うのですが、そうなると職務の専門性がミスマッチになり、そもそも採用まで至らないのではないかという懸念があります。

    また、最も携わりたい部分は立案された政策を政府機関に導入してもらう、折衝や協働の部分になります。

    こうした悩ましい状況ですので、修士号の取り方に関してアドバイスをいただければ幸いです。
    よろしくお願いします。

    #7670
    Ippei Tsuruga
    キーマスター

    ご投稿ありがとうございます。まず、JPOを通じて国際機関へ就職するのであれば、外務省が書類選考をすることとなります。これまでの経歴と大学院での専攻との関連はもちろんみられると思います。しかし、私の個人的な印象では、国際機関へ直接応募する際の専攻基準と外務省の選考基準は異なると思います。前者は即戦力を求め、外務省のJPO選考は「この人が2年後に国際機関でポストを獲得できるか」という視点です。つまり、外務省の書類選考時にはポテンシャル採用が選考基準だと思いますので、英語・仏語等を使った職場での業務経験や専門性の高い分野での関連業務経験があれば採用しやすいのだと思います。

    大学院については可能であれば英語・仏語圏の大学院に在籍することをお勧めします。ただ、最近はオンラインコースも充実しているので選択肢は確かに広いと思います。私は英語に自信がなかったこともあり、本当に苦労して最低の成績で英国の大学院を卒業しました。それでも英語でのディスカッションやライティングをやりぬいたという自信は、その後のキャリアへの布石となりました。

    直接の回答になりませんが、大学院で学位を取得するということはキャリアチェンジにも大いに役立つと思います。国際機関ではポスト募集分野での業務経験年数をシビアに数えられるので、キャリアチェンジは出世の出遅れとなることは確かです。これは個人の判断ですので、私からコメントすることは難しいのですが、やりたいことと向き合って考えるのが良いと思います。

    #7671
    有田歩
    ゲスト

    お忙しい中詳しくご回答いただきありがとうございます。
    そうですね、やりたい仕事とできることを上手く合わせるのは難しいですが、目標を忘れず頑張りたいと思います。

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