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  • #7167
    白石あすか
    ゲスト

    はじめまして。初めて投稿させていただきます。今後のキャリアをどのように築いていけば良いか方向性が定まらず、不安に思ったのでご相談させていただきます。

    私は現在、都内の大学に通う法学部4年です。卒業後は大学院に進学し、国際法について研究を2年間行う予定です。
    私は途上国における女性と子どもをめぐる問題に興味があり、将来はその分野で国際機関やNGOなどで働きたいと考えております。しかし、正直なところ、自分が学部および大学院で学ぶ法律の知識がどのようにして開発分野に活用できるのかまだ明白に見えておらず、不安に感じています。人権弁護士として活躍することも考えましたが、自分の適性や性格から弁護士は難しいのではないかと考えています。そこで、女性と子どもという開発分野において、国際法の知識を活かせるような仕事はあるのでしょうか?(どの国際機関やNGOがオプションとしてあるかも教えていただけると助かります)。また、女性と子どもの分野で開発に携わるには、もう一度大学で開発学などを学び直したほうが良いのでしょうか?

    お忙しいなか恐縮ですが、回答のほどぜひよろしくお願いいたします。

    #7176
    Ippei Tsuruga
    キーマスター

    ご投稿ありがとうございます。私も法学部で国際法を少し学びました。ただ、現在の仕事やキャリアは法律を専門にしているわけではないので、見聞した話を総合してお応えしたいと思います。少々的外れとなるかもしれません。

    結論から申し上げますと、大学院をいくつも転々として学生生活を続けるよりも、職務経験を積むことを最優先に考えたほうが良いのではないかと思います。大学院へ進学されるようなので、修士号は一つあればとりあえず、スタートラインには立つことができます。その後、開発学の大学院へ進むとなると回り道となりますので、国際法を生かして職務経験を積むことができるキャリアを考えられたほうが良いのではないかと感じました。

    たしかに、学生生活を座学で続けていると実社会でどのように役立つのか不安になりますよね。私も経験がありますが、こればかりは考えていても答えが出ない問いです。学生生活には幸い、長期休暇があります。インターンやアルバイト等で国際機関やNGOへ潜り込む方法を模索するのも良いでしょう。私がILOでインターンをしたときは、カンボジア事務所のホームページに掲載されていたメールアドレスへ直接お願いのメールを送りました。大学の先生もツテがあるかもしれないですね。

    人権と法律と聞いて頭に浮かぶ国際機関は、OHCHRやILOでしょうか。女性や子供という切り口になると、UNFPA、UNWOMEN、UNICEFとなりますが、法律的なアプローチをどの程度やっているか疑問が残ります。

    また、知人の中には、カンボジア特別法廷でインターンをやっていた大学院生(法学)も何名かいました。

    #7178
    白石あすか
    ゲスト

    敦賀さん

    ご返信いただき、ありがとうございます。
    私も、長期休暇を利用して国際機関やNGOでのインターンを考えていました。これから、具体的にどのインターンに申し込むか検討していく予定です。

    また質問を投稿させていただいてから自分なりに考えたのですが、私は必ずしも、子どもや女性の権利を保障する法律(条約なり、法的枠組みなり)を作るような仕事をしたいのではなく、あくまでも実践的な仕事(子どもや女性の権利を保障し生活を向上するためのプロジェクト管理など)がしたいのだと気づきました。このように考えると、そもそも法律を学ぶことが無駄なのではないかとも思えてしまったのですが、敦賀さんはどのように思われますでしょうか。

    #7181
    Ippei Tsuruga
    キーマスター

    私も学部時代は法学を学び、法律を使った仕事を日本国内でしようと考えていました。しかし、判例を覚えたり、法的な解釈を勉強することに対して、あまり真剣になれない自分がいました。行政書士の予備校へ通って受験したこともありましたが、結局真剣さに欠けてしまい、うまくいきませんでした。結局は自分が真剣になれないことはうまくいかないのだと思います。「こうした経験から法律は自分に向いていなかったのだ」と考え、政治家のインターンや国際協力団体でのインターンをやったり、実務に携わる機会を作りました。そして、今に至ります。

    状況は人それぞれ異なりますので、直接的な回答はできません。ただ、私のこうした経験からお伝えできることは、とりあえず目の前にあることに真剣に取り組むことが大切だということです。私も散々悩みながら、紆余曲折を経てここまで歩いてきました。悩むたびに、目の前のことが疎かになってしまい、真剣に取り組むことができなかった反省がたくさんあります。

    学業で法律を学ばれているのであれば、それも何かの縁だと思います。とりあえず、目の前のことは全力で取り組みつつ、別の道も同時に模索してみてはどうでしょうか。

    #7182
    白石あすか
    ゲスト

    敦賀さん

    ご返信いただき、ありがとうございます。
    そうですね。過去の自分が法律を学ぼうと思ってここまで来たのも、確かに何かの縁なのかもしれません。もしかしたら、今後の大学院生活で、学部では学べなかったようなことが学べるかもしれません。おっしゃる通り、頭で考えているだけではなかなか前に進めないと思いますので、自分で決めた以上は、この道をしっかり全うしたいと思います。その傍ら、自分が心から真剣になれることについて考えと理解を深め、実務に携わる機会を作っていこうと思います。

    お忙しいなかご相談にのっていただき、本当にありがとうございました。まだ先のことは分かりませんが、とにかく目の前のことに全力で取り組んでいきます。ありがとうございました。

    #7184
    Ippei Tsuruga
    キーマスター

    新しい道が良い方向へ開けることをお祈りしています。

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