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  • #8491
    匿名希望
    ゲスト

    大学4年で、修士で開発経済学を専攻する予定の者です。私は現在、開発における民間セクターの機能(特に雇用創出)に関心があり、将来はILOで働きたいと考えています。

    そこで、ILOを目指すうえでの専門分野とキャリアパスについてお伺いしたいです。

    専門分野としては、経済学を専門分野とする場合、どのような職が選択肢から外れるのでしょうか?個人的な印象として、経済学の学位を要求するILOのポストは多いのではないかと感じています。(確信はありませんが…)そのため、経済学専攻では、要件を十分に満たさない可能性のあるポストについてお伺いしたいです。
    加えて、経済学の中でも、労働経済学に特化したほうが望ましいかや、産業組織論(industrial organization)が求められるポストがあるかも、お聞き出来れば幸いです。

    もう一つの質問は、ILOに至るキャリアパスについてです。以前に別の方に伺ったのですが、UNICEFの場合では、世界銀行を経由してUNICEFに入局するほうが、昇進や選択肢の面で有利と聞いております。そのため、ILOにおいても、世界銀行を経由するメリットが存在するかお聞きしたいです。
    加えて、私は修士後にそのままPhDへの進学も視野に入れているのですが、フルタイムの職務経験のないPhD所得者が、ILOに入る方法についても、ご意見を伺いたいです。

    よろしくお願いいたします。

    #8497
    Ippei Tsuruga
    キーマスター

    データ基づいた回答ができないことをご了承ください。あくまで私の直感による回答です。ILOには技術部門、管理部門、研究部門の三種類があります。この中でスペシャリストと呼ばれるのは技術部門所属の人々です。全般的に、ILOでは研究部門を除けば博士号を持っている人は少ない印象です。また、英語のネイティブも少ないです。世界銀行やUNICEFのようにアメリカの影響が強い機関と、ILOのようにヨーロッパ大陸の影響が強い機関の違いがこのようなところにも表れていそうです。

    技術部門では経済を専攻している人は多い気はします。ただ、統計や計量経済学を駆使した量的な分析を求める仕事は極めて少なく、そうした人材はあまりいません。おそらく賃金に関する部署に数名いる程度です。個別分野について、労働経済学や産業組織論といった分野を専攻してこなかったので今一つピンときません。ただ、他の国際機関と大きく異なるのは、各国の労働省、労働組合、経済団体での勤務を経てILO職員になった人もかなり多いです。そういった意味で、各国における政策実務経験がより重視される機関なのかもしれません。

    ILOでは他の国際機関と異なり、空席公募をまとめて年3回程度行います。ご質問されているように、どの職種でどのような学歴・経験が必要なのかが明記されているのでご覧になってください。

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