ベトナム南部の関係者説明会と社会保障

今回の会合は、社会保険改革に関するベトナム南部の関係者への説明と意見聴取が目的です。日本で例えれば、厚労省の社会保険担当課が大阪に西日本の関係者を集めてプレゼンする感覚です。

公的年金を日本と似た三階建てに大改革したり、退職年齢を引き上げたり、貧困層の保険料減免をしたり、国民全員が今後何十年も影響を受ける大切な内容です。

社会保障番号とデータ管理システムを一本化しなければならない。ベトナムの役人とそんな話をしていて、日本はマイナンバーを最近始めた上に社会の理解を得るのに時間がかかっているという話をした。

途上国の場合、社会保障とはなんぞや、というのが社会の理解度。社会保障の普及と合わせて理想的なシステムを最初から導入していけば、先進国が苦労している利害関係者との調整を飛ばして先へいける。社会保障分野に関して言えば、後発者の利益がまともに得られる分野である。

今週はお知らせの通りベトナム中部の都市ダナンに出張できていて、今からバンコクへ帰ります。写真でご覧の通り、日本国旗とILOのロゴがベトナムのロゴの両脇に並んでいます。日本政府がILOを通じて支援しているためです。

敦賀一平 on Twitter

今週はお知らせの通りベトナム中部の都市ダナンに出張できていて、今からバンコクへ帰ります。