携わっている仕事について書きます。

タグ アーカイブ: 業務日誌

採用時のレファレンスチェックに関する留意点

人を雇う時に必ずレファレンスチェックをする。つまり、履歴書に記載されている以前の雇用主に連絡し、色々聞く。新卒を終身雇用で雇う日本では、興信所を雇って身辺調査を行うことが昔からあったが、似たようなもの。 さらに読む

大手と中小の国際機関の仕事の仕方の違い

政策分野が狭くなってくると専門家に数が少なくなるため、外部専門家とコンサルタント契約をする機会が減り、ILO職員自ら文書作成に当たることが増える。他の国連機関と仕事していて感覚の齟齬があるのはこの点。コンサルタントを雇ってコメントするのが仕事だと思っている人が多いことに気付く。 さらに読む

急患がいても、保険の有無がわかるまで助けない病院への対処

急患がいても助けない医師。昨日、インドネシア政府との会合でまさにこの話をし、解決策を話し合った。急患が病院に運び込まれた場合、誰が支払いするか明確になるまで病院が治療しない事案が多いと。労災保険と健康保険のどちらが支払うのか。 さらに読む

外人の役割は忖度せずに正しいことを言うこと

政府の末端職員の仕事は、目の前の社会課題を解決すること。政府幹部の仕事は、国の将来を考えて政治家に具申すること。政治家の仕事は今を優先して国の未来を売らないこと。私のような外人の仕事は、忖度せずに何が正しくて何が間違っているか彼らに言うこと。 さらに読む

インドネシアの官僚機構における博士号至上主義の弊害

インドネシアの官僚機構では修士号・博士号を持っていないと昇進できない仕組みとなっているので、省庁幹部は原則博士号保持者。大学からの登用も多い。こういう環境下で政策の議論をすると、ブレインストーミング、理論構成(コンセプト)、斬新なアイデア(イノベーション)が重視される。 さらに読む

広報に経費を割くインドネシアの商習慣

ジャカルタで仕事をしていると、写真家やビデオグラファーや映像・照明・音響を仕事にしている人の多さに驚く。ジャカルタの四つ星以上のホテルはほぼ例外なく大会議場をいくつも持っていて、平日は官民問わずホテルを会議で使用するため、どこも満室となる。広報・会議運営の需要は大きい。 さらに読む

インドネシアで感じる違和感と慣れ

インドネシアの仕事をし始めて比較的長くなってきた。在住は1年程度だが、5年程度仕事で出入りしている。今年、仕事の仕方を大きく変えたことがある。組織対応を止めたこと。これまでは、仕事の依頼を受けると、組織に依頼が来たと受け止め、私が受けられないときは他人にお願いしたりしていた。 さらに読む

公正な移行のための雇用と社会保護に関するグローバル・アクセラレーター・イニシアティブ

国連事務総長によって2021年9月28日に発足した「公正な移行のための雇用と社会保護に関するグローバル・アクセラレーター」イニシアティブは、COVID-19からの雇用の回復を促進するとともに、より持続可能で包摂的な経済成長と社会への公正な移行を促進するものです。 さらに読む

私の出版物の基本的な考え方

昨年は1本、今年は5本のレポートを出しました。差があるのは、小隊の人員と能力が限られているため、作成と編集の間が開くためです。 さらに読む