携わっている仕事について書きます。

タグ アーカイブ: 業務日誌

インドネシア政府と年金制度改革の質問のやり取り

インドネシア政府から私のチームに年金制度改革の質問が引っ切り無しに届く。先週末にスタッフの携帯に電話があって、3時間話したそうだ。私が参加するときは通訳を雇う必要があるので最低でも前日までには会議設定する必要がある。ただ、急に電話が来て数時間議論ということはよくある。 さらに読む

法律を知っている専門家と法律を作る専門家の違い

東南アジアなど放浪している丸山さん。同世代なので関心持ってよく聞きます。法律の専門家のくだりは政策支援に関心ある人は興味深いと思います。弁護士は法律を適用する仕事で、官僚は法律を書く仕事で異なる知見・経験を要する。 さらに読む

国際協力の現場が会議室の場合

国際協力を志す人にとって、そのイメージはど田舎へ出張へ行って、インディ・ジョーンズのような冒険的な要素が日常に転がっている場面である。かくいう私もかつてはその一人だった。翻って現実は、現場がランクルでしかいけない場所にある場合と、現場が会議室の場合がある。 さらに読む

ILOの刊行物の作り方

物書きに追われている。3本同時進行で書いていて、そろそろ潮時。ある程度の質で時間通りに成果を出していくことが大切なので、期限を決め、業者と事前に契約しておく。業者と言っても、編集者とデザイナーの二件。ハウススタイルの適用と文書校閲をメインに毎回外注している。 さらに読む

ILOとUNICEFの組織と働き方の違い

元ILOの知人がUNICEFで働いていて5年ぶりに話した。興味深かった話のまとめ。 さらに読む

インドネシアの年金改革が佳境な訳

インドネシアは向こう百年の命運を懸けた帰路にある。20年後の2045年までに世界4位の経済規模になることが予測される。経済規模が大きい小さな政府か、政府支出の多い福祉国家か。省庁は今日がラマダン開け前最終日で仕事納め。午前中一杯、年金改革の方向性を議論。 さらに読む

インドネシアと日本の選挙の比較

インドネシアは来年2月に大統領選を控えている。全国各地の至る所で政治的なパレードや集会が開かれている。私は選挙の専門家ではないので、庶民目線での感想になるが、かなり自由に選挙運動が行われている。 さらに読む

インドネシア人の遅刻癖と言い訳

時間を守らないインドネシア人の特性は日本人駐在員の間では誰もが知るところだが、今朝のスタバ。開店時間6:30に対して、7:15を過ぎても店内はもぬけの殻で、朝食のスコーンは27度の店外に配達されたまま平積みとなっている。 さらに読む

失業した2人のタクシードライバーの人生

ラマダン最後の週末。ジャカルタの多くのレストランは日中は閉店状態。グラブタクシーのドライバーは英語が達者。北スマトラのメダン出身のバタック人でキリスト教徒、ジャカルタ育ち。このプロファイルの人教育水準が高く英語が達者。大手ダナモン銀行で融資先の監査を担当していて、全国各地を出張する日々だった。コロナ禍になって、銀行が彼の高い給料を支払えなくなり、解雇。解雇時に義務付けられている退職金を受け取り、退職。退職金は給与10ヶ月分だった。 さらに読む

インドネシア人の3つの特性

ジャカルタには東南アジア最大の縫製市場がある。ラマダン開けが近づくと日本の年末商戦のように全国から新しい服飾を買いに人がやってくる。普段は縦横無尽に歩き回るのら猫も、踏み潰されまいと路肩で大人しくしている。 さらに読む