生活環境や日々の気付きなどについて書きます。

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人口が多い国では独自の常識が作られる

インドネシアのグラブドライバーでよくあるのは、「ETCカード残高が不足しているのでコンビニによります」「燃料不足なのでスタンドよります」と言われ、遠回りして車内で待たされること。 さらに読む

インドネシア大統領選から考える国民性

開票速報が流れている。インドネシア国民が選んだのは、かつて軍の秘密部隊を率いて暗躍した結果国外追放された候補者と現大統領の息子。過半数を確保したようで、勝利宣言も行っている。 さらに読む

リモートワークをする際に部下が気を付けるべきこと

世界中の大企業がリモートワークは非生産的だったと結論付け、オフィスワークへ回帰している。Business Insiderは、「リモート廃止の理由がわからない」とする日本の社員3名の記事を挙げた。使用者側からの視点で考えてみる。

リモートワークで実利があるのは通勤時間の有無。通勤時間がなくなった分、私生活の充実に充てる人と、通勤時間分を仕事やキャリアに充てる人の間で、明確な差が出る実感がある。 さらに読む

国会議員の政策活動費は多すぎる?ILOの政策事業チームの経費と比較

自民党の派閥が政治資金を正確に報告せず裏金化していた問題で、派閥が次々と解散に追い込まれている。その渦中、二階議員の事務所が政策活動費として2年間で10億円支出していたとして、説明を求められている。

本来、政策立案に使うべき費用項目のようで、私も似たような仕事をチームで運営しています。ILOに所属していますが、社内でチームを経営しているような感じで、議員事務所に近い規模なのではないかと思います。

今回は、ILOの社会保障政策チーム運営に要した年間経費を参考までに振り返ります。年間一億円。インドネシアとミャンマーの二か国、常勤八人、非常勤二名。活動費の多くは業務委託で常時三十人程度。 さらに読む

麻生議員の「失言」を騒ぐ人たちに呆れる

麻生議員が上川外相の容姿を揶揄したという話で世間が騒いでいる。実にくだらない。文脈を読むことができなくなったジャーナリストやそれに迎合する人々に呆れざるを得ない。 さらに読む

週刊誌のせいで負けたアジア杯を振り返る

週刊誌は金儲けのために人の人生を暴露したり、無いことを書いて貶めたりすることが認められる時代。日本代表不動のレギュラー伊藤純也選手が、新潮社のせいでアジアカップから早期離脱することとなった。

一万歩譲って新潮社に正義があったとして、俺たちサラリーマンからあと2試合観るささやかな楽しみを奪う権利はなかった。 さらに読む

Agodaの二重払いへのずさんな対応

この記事はTABINCIに投稿されたものです。

Agodaはかつては良い会社だったが、利用をやめようと思う。2005年にタイで創業され、いまや言わずと知れた会社となった。2010年に利用をはじめ、今日に至るまで相当使わせてもらった。出張手配、私的な旅行。日本国内外問わず多用してきた。メールボックスに残る最初の予約は、2010年1月下旬のシエムリアップ(カンボジア)のAngkor Palace Resort & Spa。プノンペンのILO事務所でインターンをしていた時、訪ねてきた母をアンコール遺跡へ連れて行った際のものだった。2007年に登場したスマートフォンがまだ一般的ではなかった時代、旅人はグーグルマップではなく、印刷した地図とLonely Planetの文字だけの住所を頼りにアジアを歩いた。同様に、インターネットを利用したホテルや航空券の予約はまだ新しいサービスで、特に東南アジアではAgodaは草分け的存在だった。

ただ、そろそろお別れの時が来たのかもしれない。

ここ数年、Agodaのサービスの質の低下が著しいと感じてきた。予約を入れて確認メールが届かず、自動メッセージで何度も「お待ちください」と連絡が来るのみだったこともあった。ホテルに直接問い合わせると、「Agodaからは連絡も来ていない」との回答で、慌てて直接ホテルのウェブサイトで予約を入れたのは記憶に新しい。

他にも色々な面で目に付くことが増えてきた。電話番号の変更一つとってもウェブサイトで完結せず、カスタマーサービスとやり取りをしなければならない。また、Agodaで予約を入れる際に入力した情報がホテル側にわたっておらず、チェックイン時に再度個人情報などを書かなければ、何のためにAgodaに個人情報を提供するのかがわからなくなる。問題が起きても誠意をもって迅速に対応する体制にあればよいのだが、カスタマーサービスは煩雑なやり取りを生むだけで問題を解決してくれないことが多い。

極め付きは今回の出来事。二重払いは泣き寝入りとなる覚悟が必要のようだ。12月上旬の宿泊に際し、Agodaで予約と決済を行ったが、チェックイン時に未払いということで支払いを求められた。ホテルのフロントで支払いを済ましたものの、Agodaもクレジットカードから引き落としていた。Agodaのカスタマーサービスへ二重払いを報告したのが12月13日。入れ替わり立ち代わり、別の担当者から英語と日本語でやり取りが続き、領収書など提出済みの書類を何度も別の担当者から求められることが続いた。その間、二日に一回、自動メッセージで「48時間以内に対応するのでしばらくお待ちください」と届き続けるが、数週間たっても解決には至らず。もはや、人間とやり取りしているのか、機械とやり取りしているのかもわからない状態となった。

カスタマーサービスへ連絡を開始したのが、12月13日。これを書いているのが、1月14日。一か月以上たったが、約一万円の二重払いの返金はない。この間、36通のメールをAgodaの人間か機械から受け取っている。

大まかに時系列順に並べると以下のようなやり取りとなった。

12月13日 Agodaへ二重払いについて報告。支払い証明等求められ、送付。英語の翻訳を添付するよう求められ、こちらでグーグル翻訳を使い、返信。

12月18日 「ホテルのミスだったので、7営業日以内にホテルが返金します」とAgodaから連絡あり。

12月26日 続報がないので連絡すると、「もう少し待て」と言われる。

12月30日 「7営業日を当に過ぎたが返金がない」と連絡すると、「再度ホテルへ依頼した」と返答。

1月14日 続報がないので連絡すると「あなたのほうからホテルへ連絡したり、書面で請求することを勧めます」と返答あり、カスタマーサービス終了のメール(満足度調査)が届く。「責任をもって対応するように」要求すると、「支払い証明等をお送りください」と再び最初のやり取りが始まる。「これ以上時間をかけることができないので、ここでやり取りを止める」と通告すると、「支払い証明等をお送りください」と再び自動メッセージが届く。

これが、一流の会社、一流の職業人であれば、Agodaが即時返金し、ホテル側からAgodaが回収するものだ。残念ながら、Agodaはそういう対応をすることはできず、結局、私は一万円を詐取されたような感覚にある。カスタマーサービスの対応も、36通もの大量のメールを受領したにも関わらず、問題解決には至らず。その多くが別のスタッフや機械から送られてきたもので、同じことの繰り返しで時間の無駄だった。

たらい回しにされた挙句、問題が解決せず、消費者側が諦める。こうした経験は実はアメリカ在住時に頻繁に経験した。こういう会社とのやり取りは往々にして時間の無駄となり、会社側も消費者側が折れるのを狙っている。結論としては、こういう会社とは付き合わない方が良いということだ。

十数年間、Agoda創業期から利用してきた身としては非常に残念だが、Agodaの利用は減っていくだろう。

廃れる地方、外国人が増える都会、失われる日本

東京に2022年5月ぶりにに入り浸っているが、外国人の多さに驚く。香川、島根、山形、福島を巡って東京へ来たが、地方都市には外国人はほぼ皆無で、閑散とした商店街が残る一方、東京は外国人で溢れかえっている。 さらに読む