10th March 2018 at 4:10 pm
#7241
Ippei Tsuruga
Keymaster
ご投稿ありがとうございます。一般論はあまりなく、様々なキャリアがあると思います。指導教官の先生のご意見のとおり、「留学して学位を取得しなければ国際機関で働く道はない」という意見も多いのも事実です。たしかに、英語で法律の仕事をこなす能力と経験を得られる場所が日本国内にあるのかと聞かれれば私にはわかりません。
ただ、様々なキャリアパスを経て法律の仕事をしている人も多いです。現状で大学院在学中の留学が難しいとのことですから、職務経験を積むことを優先するのが現実的な気がします。そして、それは一概に悪いオプションではないと思います。
大学院留学が国際機関への近道としばしば語られる理由の裏にはおそらく、コネができるという発想があるのだと思います。ワシントンDCの大学院に行けば、世界銀行でインターンをしてコンサルタントとして卒業後にすぐチャンスをもらえるかもしれませんし、ジュネーブやニューヨークの大学院でも同様のチャンスへ物理的に近づくことができるのだと思います。そういう例を日常的にたくさん見ます。
ただ、今すぐに国際機関へ就職することがキャリアや人生の目標ではないのだと思います。そういう意味で、現実的な路線を歩みつつ、自力・スキルを磨ける社会人経験を多く積むことをお勧めしたいと思います。やる気があれば、大学院へはいつでも戻れますからね。
関連トピックのリンクも貼っておきますのでご参照ください。