#12914
Ippei Tsuruga
Keymaster

日本の枠組みにとらわれず、国際舞台でご活躍されたいとの志を持たれていることは大切にするとよいと思います。国内か海外の大学がよいかというやりとりに関しては、過去にもいくつか問答があるので、このページを遡ってみてみてください。どこの大学がよいのかという問題はありますが、英語圏という前提でお答えすると、海外の大学へ行けるのであれば行くのがよいと思います。大学から海外の大学へ進学できる日本人はそれほど多くありません。財力(奨学金含む)、身内の精神的な支援、英語力、進学に関する情報へのアクセス、これらが全て揃ってはじめて可能となることだと思います。私の場合は残念ながらどれも備わっておらず、高校卒業時には考えもしませんでした。

どの分野を専攻するとよいかについても、過去にやりとりがありますので、ご覧になってください。端的に言えば、私は基礎学問をしっかり叩き込まれる学部へ行くのがよいと考えます。それは数学、統計、経済などなどです。開発学や平和学というのはこれらの応用的な学問ですから、基礎がしっかりしていれば有意義な大学院生活となるはずです。

いずれにせよ、大学・大学院と進学する中で関心の矛先は少しずつ変わっていくものです。国際機関に関しても、これから存在意義や雇用の安定性など、大きく変化していきます。専攻やキャリアを時代の潮流を読みつつ柔軟に検討されるのがよいかと思います。