#6407
Ippei Tsuruga
Keymaster

士幌牛を食べていただいたのですね。和牛に比べてあっさりしていて食べやすく、それでいて和牛ほど高額でもない。全国に広まってほしいです。

企画調査員の選考過程での足切

個別の採用に関しては一つの答えは無いと思います。ただ、JICAの企画調査員のポストに関して言えば、要件で機械的に足切を行うことは少ないかと思います。たしかに、一つのポストに対して何百・何千件もの応募がある国際機関であれば、要件で機械的に足切をしているようです。しかし、実質的に日本人限定の公募であって、ある程度の職歴が求められ、開発途上国での勤務を前提とした30~40代向けのポストである企画調査員については、応募数はかなり少ないはずです。一般的に応募数が少なければ1つの書類に掛けられる時間が増えるため、書類内容での勝負になります。要件で尻込みせず、とりあえず応募してみるのが良いと思います。

企画調査員の要件

C号(大卒後9年以上)というのは、報酬格付けを参照されているのかと察します。一方、PARTNERに掲載されている個別の企画調査員のポストをご覧頂くと、必ずしも「大卒後9年」といった最低要件を課していないはずです。つまり、公募はあくまで個別ポストの公募内容に基づいて行われ、一旦採用が決まれば格付け「C号(大卒後9年以上)」の待遇となるということ。上記のとおり、職務年数が足りない方でも倍率が低ければ可能性は大いにあると思いますので、あまり気にする必要は無いのではないかと思っています。

学問と業務の関係

これは仕事によると思うので回答が難しいですね。たとえば、国際労働機関(ILO)は国際機関の中でも専門機関と呼ばれる部類に入り、私の職場は社会保障政策を担当する部署です。日々の仕事と言えば、修士課程・博士課程の延長に近いのかもしれません。文献をネットで探し、政策文書を作成し、出版する。こういう仕事がメインであれば、「書く力」が求められ、必然的に学術的な経歴を持っている方が重宝される印象を持ちます。一方、技術協力プロジェクトに携わる人にとっては、総合的なマネジメント能力が求められるため、実務に精通した人が活躍できると思います。