#7031
Ippei Tsuruga
Keymaster

ご投稿ありがとうございます。たしかに、国連職員という「ラベル」は、業界の外にいる多くの日本人の方々からは美しく見えるのだと思います。一方、日本政府や日本の開発業界で仕事をしている人たちにとってみれば、取り立てて「素晴らしい」と感じたり、「良い仕事をしている」という存在ではないという認識のギャップがあるのだと思います。これはあくまでも私見ですが、そうした意識の差が国際機関での経験をさほど評価しない日本社会の実情に影響しているのだと感じます。また、国連職員のキャリア自体が失業は当たり前の欧州文化の延長にあることも、日本人の意識とのギャップの原因だと思います。

国連職員を本国の要職で起用するというケースは、欧米では当然のキャリアパスとなっています。一方、ご指摘の通り日本ではそうなっていません。私見ですが、日本もグローバル化を推進する中で、国連・日本政府の出入りが増えるのではないかと思っています。そう期待しています。

バックアップ体制については、どこまで行っても自分の責任なので何とも言えません。もちろん大いに助けて頂きたい場面はあります。ただ、ドイツの同僚などと話をする中では、日本政府は比較的よくバックアップしてくれている方だと思います。