#8663
Ippei Tsuruga
Keymaster

ご投稿ありがとうございます。ぜひ挑戦されてみるとよいと思います。JPOの専攻は日本政府による国内選考なので、同じような経歴の同期とポスト獲得争いをするイメージです。日本政府の戦略でJPOの募集枠が増加傾向にあるので、良いタイミングかと思います。

以下、JPO後に広報キャリアを続けることを念頭に、私の考えをお伝えします。広報ポストの場合、ジャーナリスト出身の方は多い印象を受けます。ただ、各言語を母語(母語並みに流暢)とする人材が重宝されるのは避けることができない現実かと思います。ILOのように小さな広報部隊で展開している組織の場合、記事の執筆や編集に留まらず、所属長のスピーチ原稿の執筆や取材対応(専門部署のメモ出しの取り纏め)など多様な役割があるようです。

私は国際機関での事業とは別に、オンラインマガジンやSNSの運営を行っています。その中で感じるのは、国際機関で広報を本業としている職員も、必ずしも新しい広報のアプローチを取り入れることができていないということです。中堅からシニアの広報職員に求められてきた上記のような役割から、もっと現代的な新しい広報ツールを活用した戦略を展開していくことができる人材が求められていくのではないかと感じます。

少々脱線しましたが、ジャーナリズムのみでよかった過去の広報から、企画力と新時代への対応が求められるこれからの広報の展望を描いてみました。