お返事が遅くなっている間に転職等が決まってしまったかもしれず、今になってお返事するのはどうかと思いますが。どちらを選択したにせよ、情熱のある方向のほうが真剣に取り組むことはできると思います。ただ、就職すると外から見えなかった嫌な部分がたくさん見えてくるものです。その都度転職する方もいますが、あまりに頻度が高いと採用する側としては首をかしげるかもしれません。採用後にすぐ転職されると採用コストが高くなるためです。
JBICで働いたことがないので何とも言えませんが、国際金融の専門性はかなり特異な領域だと感じます。JICAへJBICの一部が統合された直後に私はJICAへ入り、円借款の担当部署でキャリアをスタートしました。当然、周囲は旧JBIC組で、私も多かれ少なかれ国際金融・貸付業務の勉強をさせていただきました。担当機関が短かったため、私自身は専門性を身に着けることはできませんでしたが、中長期にわたって担当している方の専門性はかなりなものだと思います。国際機関は国連が資金難に苦しみ、開発金融機関が潤沢な人件費を抱える時代が来ています。