ご投稿ありがとうございます。正直なところ、私が経験していないPKO、国連事務局、YPPに関しては経験に基づいた回答ができません。ただ、一般論として経験則から回答させていただきますと、「配属部署および上司による」というのが国際機関全般に言えることなのではないでしょうか。日本の官僚機構のように、組織として一貫した採用や人事が執り行われていると考えないほうがよいかもしれません。私もJICAに勤務していたため、全てが制度化・マニュアル化され、全ての職員に業務フローが周知されていることに慣れていました。一方、ILOで勤務を開始してからは、制度はあっても周知もチェック機能もないことも多く、驚きの連続でした。私が知らないだけで語弊があるかもしれません。ただ、国際機関では個人の裁量が大きいと言われる本質は、制度を明文化してきめ細かく実行する組織文化の欠如が原因と感じています。
最後に、世界銀行やアジア開発銀行が実施するYPPに関しては、幹部候補生の採用と伺っています。表面的には同じような制度に見えますが、機関によって大きく実情も異なると考えて頂くのがよいかもしれません。ILOに関して言えば、JPO任期満了時に自動的に契約更新されることはほぼ無いと捉えて頂いて語弊ないかと思います。いずれにせよ、組織、部署、上司、予算状況次第かと思います。