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  • #9887 返信
    江口貴子
    ゲスト

    敦賀さん、はじめまして。

    敦賀さんの皆様に対する丁寧なお答え、
    そしてブログの言葉に興味深く、
    そして一人、うんうんうなずきながらいつも読んでいます。
    (特に子どものころ、お母様の作られたカレーにルーを入れるお話や、四国のお話、
    そしてジュネーブ時代の自炊の話、買出しの話など、とっても興味深かったです)
    これからも楽しみにしています。

    と、前置きはこれくらいにしまして、、、
    私は皆さんよりずいぶん年齢だけはいっている者です。

    実は夫の仕事のことでご相談させていただきます。
    夫は日本で大学院(修士、人文学・哲学)を出て出版社を経てNGOでアフガニスタン(地雷回避教育支援)
    そちらに2年ほどいまして、日本へ帰国。その後ふたたび別の出版社で仕事をしていました。
    2010年にふたたび別の国で(フランス語圏)復興支援のため1年赴任しました。(単身赴任)
    その後、JICA専門家として(プロポ)約8年(2年契約を4回?)従事。
    そこでは現地の人ととてもよい関係を築くことができたようで、本人は第二の故郷といっています。
    赴任国の日本大使館のかたがたとも仲良くさせていただいて
    大変有意義な8年間だったようです(すべて単身赴任です)。

    ただ2018年」9月に帰国後、半年くらいは勉強期間として充電時期としていましたが、
    その後がなかなか仕事が決まりません・
    国連のユネスコ(本人の経歴である修士の内容からこちらかも?と思ったようですが)に応募し
    途中まで先方とやりとりしていたようですが、しばらくしてバッタリ先方から連絡がなくなってしまったりと
    まったく進まない状況です。
    またJICAのコンサルタントの求人に応募したりしていますが一次はだいたい合格するのですが
    二次で×という状況です。

    夫はどちらかというと自分をアピールすることが苦手で
    きちんと仕事をしていたら、導かれていくものである、という考え方でもあります。

    敦賀さんからご覧になって、このような経歴はやはり国連機関や国際協力では
    メリットよりもデメリットの方が多いのでしょうか?
    また年齢も関係あるのかもしれません。

    お忙しいところ大変恐縮ですが、お時間のあるときにでもアドバイスいただけますと幸いです。

    #9941 返信
    Ippei Tsuruga
    キーマスター

    ご投稿ありがとうございます。雑談の殴り書きのような散文をお読みいただいて光栄です。なかなか経験豊富な方へ助言することは難しく、そのような立場にありませんが、少しだけお返事させていただければと思います。契約を途切れることなく続けるためにはどうすべきか。正直なところ、私にもわかりません。日々必死に生きています。JICAの終身雇用契約を捨ててILO職員となって感じるのは、実力以上に運やタイミングに左右されることが多いということです。他の国際機関はわかりませんが(かなりILOは事情が異なるようです)、ILOの私の分野の場合、新規予算や新規案件が形成されることは極めて稀です。実際、自分が応募できる職位のポストが公募されることは年に1回あればよい方です(ちなみにILOは内部公募はありません)。人道支援や開発銀行を含む金回りの良い国際機関であれば、新規案件や新規ポスト(短期契約含む)が形成されることがあるようです。しかし、ILOの場合はイレギュラーに新規予算が獲得できることが稀なので、「新しいポストができるかもしれない」という漠然とした期待感より、パイプラインを見れば「新しいポストは自分の契約が終わるまでにはできないだろう」という明確な予測が成立します。話を戻しますが、こうした環境の中で仕事をしていると、数年、数か月先の予測をすることはおろか、出張予定を含め、来週、来月の予測も立てにくい生活サイクルとなっています。私はFixed termという契約形態ですが、今年は2、3回契約書を交わしました。契約は途切れなく仕事をしていますが、こうした境遇で仕事を続けるのは家庭があると厳しいと感じる昨今です。

    私自身の話が長くなりましたが、専門性が狭まれば狭まるほど、こうした事情が出てくると思います。ILOしか知りませんが、国際機関は往々にして類似の事情があるのかもしれません。もし国際機関でのキャリアをお考えである程度キャリアがおありなのであれば、日本政府の後押しを受けられるプログラムを活用することをお勧めしたいです。国際機関は政治の場なので、力のある国の影響力が人事にも強く響きます。これを毛嫌いする人もいますが、私はむしろ当たり前のことだと思っていて、本国と強いパイプを持つ人が活躍できる場だと感じます。JICAでの経験は、日本政府の印象も良いでしょうから、大いに活用されるとよいと思います。

    https://www.mofa-irc.go.jp/dl-data/2019midcareer_UNDP_announcement.pdf

    https://www.mofa-irc.go.jp/apply/mission.html

    JICAのコンサルタント契約に関しては、直近の制度を把握できておりません。ただ、日本のODA事業の場合、開発コンサルタント会社に所属する方が組織のバックアップなどを含め有利なように見えます。今後の開発援助潮流に関しては、技術協力や無償資金協力は先細りとなり、借款や民間連携の比重が大きくなると考えています。そのような流れとなった場合、個人事業主として契約を獲得していくのはかなり大変となってくるような気がしますが、どうでしょうか。コンサル業界に関しては門外漢なので、見当違いかもしれません。

    JICAの企画調査員もアフリカなどの不人気な地域であれば、競争倍率も低いという事情があるかもしれません。JICAのご経験が長いようでしたら、JICAのキャリアがあっているような気がしますが、いかがでしょうか。JICAの専門家は、国際機関よりも待遇や競争倍率含め、有利な契約条件であることが多いと思います。

    #9978 返信
    江口貴子
    ゲスト

    敦賀様

    大変お忙しい中、丁寧なお返事をいただきましてありがとうございます。
    本人の実力以上に運やタイミングに左右されることが多いということですが、確かに。日々強く感じております。敦賀様が今年に入り2、3回契約書を交わされたということ、ジュネーブのお仕事仲間だった方が何回も更新し、短時間になり、最終的にはジュネーブを去られたというブログを読み、本当に厳しい世界なんだと感じました。
    開発コンサルタント会社に所属する方が組織のバックアップがあるというお話も、確かにそうですよね。私一人で決められることではないのですが、相談し、前に進んでいきたいと思います。
    なかなか見通しが立たず、ちょっと元気が出ない私ですが、前向きに希望をもって夫とすすんでいきたいと思います。またご相談させていただくことがあるかと思いますが、どうぞよろしくお願いいたします。

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返信先: 専門家として途切れなく仕事をしていくこと
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