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    石井暢

    敦賀様

    お世話になります。石井と申します。
    1年弱前にジュネーヴで国際機関日本人職員と学生の交流会があった際に少し立ち話させていただきました。短い時間でしたので覚えていらっしゃるかわかりませんが、その節はありがとうございました。
    当時は大学の学部の交換留学中でして、2セメスター終了後、西アフリカのトーゴで2ヶ月NGOインターンをした後、先月日本に帰国したところです。
    大学に復学し、今後のキャリアをどうしていこうかと考えているところで、身の回りの様々な人に相談しているのですが、是非こちらでも相談させていただきたく思い投稿しております。

    かなり前に国際協力に関する概論的な授業で様々な援助プロジェクトの失敗例などを学び、「住民のニーズにとことん寄り添った援助はどうしたらできるのか」と思ったのが開発援助に興味を持ったきっかけでした。その後アフリカなど訪れて、アフリカを含めた途上国と日本の間にwin-winの関係を作りたい、そのために日本人としての立場で相手国に寄り添った開発援助の立案・実施に貢献したいと思うようになりました。かなり大きく漠然としたビジョンで恐縮ですが、今のところ将来はJICAでジェネラリストとして働きたいと思っています。レベルは全く違いますが大学のサークル(学園祭実行委員会)でもマネジメント的な仕事をしていた(幹部としてあらゆる物品と予算の管理などを担っていました)こともあり、適性はあるかなと思っています。

    一方で、マネジメントをするとしてもある程度の現場の知識や専門性を持つべきだろうと思っています。大学のサークルでも最初の2年間はかなり前線的な仕事をしていまして、その現場で積み上げた知見のおかげで3年目には実務を行う後輩たちに気の利いたマネジメントをすることができたという経験があります。いわば、現場のことも知っているマネジャーになりたいというところでしょうか。

    ここまでですでに長くなってしまい申し訳ないのですが以上を踏まえた上で数点伺いたく思います。

    ①上で述べたような長期的に貢献したいビジョンはあるのですが、そのためにどういった専門性を武器として使うのか、自分は何で戦っていくのか見つけられていません。強いて言えば社会保障に興味はあるのですが、大学では全般的な国際協力・途上国開発に関する知識しか学んでおらず、習得したものとしての強みは特にない状態です。そこで今後大学院に進学して修士号を取ろうと考えているのですが、学部卒業後すぐに進学するか(=進学するまでにテーマを設定してそれを究める)、学部卒業後青年海外協力隊で2年間現場で働き、その経験をもとに取り組みたいテーマを決めてから大学院に行くか、どちらがいいでしょうか。
    さっさと取れるときに修士号取って早くJICA入っちゃえば?と言う人もいれば、一度途上国で一定期間働いた経験を持っている人のほうがJICA職員として働くときに仕事の進みが早いと言う人もいます。
    私個人としては途上国の現場で一度問題のすぐ近くで働いてみないと本当に自分が何をスキルとして使いたいか分からないのではないか、ストレートで大学院に行って身につけたことがその後仕事で役に立つとは必ずしも限らないのではと思うのですが、元JICA職員として敦賀さんはどう思われますでしょうか。
    また、修士号は所詮資格程度で、そこまで高い専門性は身につかないと言う人もいますが敦賀さんはどう思われますでしょうか。

    ②そもそも、JICAで働くにあたって、現場で働いた経験や身につけてきた専門性が役に立つことはどれくらいあるのでしょうか。学部新卒で入る方との差はどこに生まれるのでしょうか。また一度入ってしまうとマネジメントをしてばかりでせっかく昔身につけた専門知識が段々通用しなくなっていくということはないのでしょうか。

    ③JICAで働きたいと言いつつも、キャリアパスとしては途中一度国連機関で働いてみるのも面白いかなと思っている(国際機関への出向制度があるかと思います)のですが、敦賀さん自身JICAでの経験が今の国際機関職員としての仕事に活きていると思う場面はありますでしょうか。

    ④残りの学部での学生生活で勉強しながらもJICAインターンやソーシャルビジネス系の企業でのインターンをしようと思っているのですが、JICA以外のアクターの視点から国際協力を見つめた経験はJICAで働くにあたってどれくらい重要でしょうか。

    以上、長文な上に質問も多く大変恐縮ですが、お答えいただけますと幸いです。お時間がかかっても構いません。
    どうぞよろしくお願いいたします。

    #8094

    Ippei Tsuruga
    キーマスター

    ご投稿ありがとうございます。お会いした方とここで再会できるのは嬉しいです。研究者になりたい場合を除き、実務に役立つ専門性というのは実務を通じてしか身につかないと思います。どの業界も同じですが、良いポストがあるのであれば早めに業界に入ってしまうのが良いのではないでしょうか。私が同じ立場に置かれているとすれば、応募できるポストに応募し、合格してから考えます。大きな組織の歯車となって働くか、小さな組織で現場に近いところで働くかはご自身の判断です。どちらにもメリットがあり、JICAの正社員であれば大きな組織の論理や確立された業務フローや育成プログラムがあります。協力隊を含む小さな組織であれば、現場を這いつくばって手探りで問題を解決する自力は付くでしょう。特に具体的にやりたいことが決まっていないのであれば、新卒という資格を生かし、腰を据えて活動できる正社員ポストが良いかもしれませんね。

    国際機関も様々なので一概に言えませんが、日本の組織でマネジメントをしてきた経験は今後のキャリアに役立つと思います。国際機関は専門性の重要性ばかり重視されますが、裏を返せばマネジメントを日本のサラリーマンレベルでこなせる人材は極めて希少です。国連が非効率な官僚機構と言われて久しいですが、組織が大きくてもマネジメント能力の備わったサラリーマンがたくさんいれば大組織を運営することは可能だと、JICAの経験で学びました。

    インターンなどもどんどんやってみたら良いと思います。迷わず業界に足を突っ込むという原則で、走りながら考えてみてはいかがでしょうか。

    #8095

    石井暢

    敦賀様

    ご返信ありがとうございます。
    分かりやすくご意見をくださり、参考になりました。

    もう少し、自分が実務をやるにあたって何をインパクトとして残したいのか、仰る通りいろいろとアプライしたりインターンをして走りながら考えていこうと思います。

    また何かあれば投稿させていただきます。ありがとうございました。

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