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2017年12月8日 2:18 pm #7030谷口広樹ゲスト
はじめまして、ブログを拝見致しました。
私は民間企業で15年ほど働いてきました。
国際協力に関心があり国連を目指しております。
ブログを読ましていただき、国連で働くことの
厳しさも教えていただきました。そこで、質問ですが、
国連で働いたというだけで、優秀であり、困っている
人に奉仕のする素晴らしい人格者だと思うの
ですが、日本政府や他国の政府は国連経験者を
採用したりしないのでしょうか?あまりにも
国連経験者が仕事を失った時の受け皿が無さ過ぎ
ると思います。国連職員を増やす取り組みも良いのですが、
受け皿を作る取り組みや、その他、対策は行われて
いないのでしょうか?毎年、派遣中に亡くなる国連職員もいると
いると聞いています。それだけのリスクを背負っているのに
あまりにもバックアップ体制がお粗末かと思います。
今後、このような労働環境はどうなると思われますか?2017年12月8日 11:21 pm #7031Ippei Tsurugaキーマスターご投稿ありがとうございます。たしかに、国連職員という「ラベル」は、業界の外にいる多くの日本人の方々からは美しく見えるのだと思います。一方、日本政府や日本の開発業界で仕事をしている人たちにとってみれば、取り立てて「素晴らしい」と感じたり、「良い仕事をしている」という存在ではないという認識のギャップがあるのだと思います。これはあくまでも私見ですが、そうした意識の差が国際機関での経験をさほど評価しない日本社会の実情に影響しているのだと感じます。また、国連職員のキャリア自体が失業は当たり前の欧州文化の延長にあることも、日本人の意識とのギャップの原因だと思います。
国連職員を本国の要職で起用するというケースは、欧米では当然のキャリアパスとなっています。一方、ご指摘の通り日本ではそうなっていません。私見ですが、日本もグローバル化を推進する中で、国連・日本政府の出入りが増えるのではないかと思っています。そう期待しています。
バックアップ体制については、どこまで行っても自分の責任なので何とも言えません。もちろん大いに助けて頂きたい場面はあります。ただ、ドイツの同僚などと話をする中では、日本政府は比較的よくバックアップしてくれている方だと思います。
2017年12月9日 1:29 am #7033谷口広樹ゲスト敦賀様
貴重なアドバイスありがとうございます。
資産運用のお話も書かれておりましたが、
仮に元国連職員の会があれば、
十分、ビジネスを起こせると感じました。大変お忙しい中、恐縮ですが、頂いたお話から
2点質問させてください。欧米の方は失業が当たり前とおっしゃってましたが、
失業中は国から補助が出るのでしょうか?
家族を持っていると大変だと思います。
おっしゃるように日本だと失業すると精神的に
落ち込みます。最後に日本の外務省では経験者採用も
してるようですが、敦賀様はそちらは考えた
ことはないのでしょうか?外務省の仕事は
やはり国連の仕事とは全く違うのではと推測
致します。ただ、外務省引退後に国連職員になる
人はいると聞いてます。逆がないのは不公平ですよね。以上、もし宜しければご教授頂けると幸いです。
谷口
2017年12月9日 8:37 am #7034Ippei Tsurugaキーマスターご投稿ありがとうございます。失業給付については各国の制度によるところなので一概には言えません。ただ、一般的に失業給付は企業勤めの正規社員が失業したときのために保険料を納めておくことで失業中に給付が受けられる制度です。私の知る限り、国連職員には失業給付は無いと思います。そもそも国を跨いで職を探していくので、A国の社会保障に加入するというのは難しいですね。ご覧いただいた年金の記事でも書きましたが、特定の国の政府が万が一のときに生活保障してくれる制度も感覚もありません。そういう意味で相当不安定だとは思います。
欧州の同僚を見ていると、「学部卒で仕事がなかったから、大学院へ行き、それでも仕事が無かったので博士号を取得した」という人は結構います。失業率が高いことが高学歴社会を生んでいるというロジックは違和感がありますが、周りではそういう欧州人は多いです。
外務省もJICAも社会人採用を一定数行っていると思います。誰かが斡旋してくれるコネのようなものではなく、ホームページで応募要領を確認して公募で仕事を獲得していくものが多いはずです(新卒たたき上げスタッフと中途採用スタッフの出世の差はあるかもしれません)。
私はJICAを退職しましたが、いずれはまた日本を背負って働きたいと考えています。それが外務省なのかJICAなのか別組織なのかは今のところわかりません。
2017年12月9日 9:16 am #7049谷口広樹ゲスト敦賀様
お世話になります。週末にも関わらず、ご教授ありがとうございました。
欧州の失業状況の深刻さ、よく理解できました。
日本では人手不足と言われていますが、良い仕事の可能性は低いです。
働くとは、本来、周りを楽にするという意味だそうですが、
国連の仕事とはまさにそのような事だと思います。
私も諦めずに兆戦します。谷口
2017年12月9日 9:43 am #7057Ippei Tsurugaキーマスターお返事ありがとうございます。世界のどこかでお会いできることを楽しみにしています。
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