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2018年2月24日 10:13 am #7200Daisuke Katsushikaゲスト
いつも興味深く記事を拝見させていただいております。
現在、大学4年で次年度より大学院進学予定となっております。
今まさに、合格が出揃いどこに進学するべきか迷っているところです。
イギリスの開発系大学院(SOAS、LSE)に進むか、もしくは国内の公共政策大学院が候補でどちらも合格済みです。
キャリアとしてはJICAで働きたいと今は考えていますが、イギリスの大学院に行くのならば国際機関でのキャリアまで見据えたいと考えております。しかし、未だに最終意思決定をしかねていまして是非助言をいただければと思い投稿させていただきます。お忙しいとは思いますがよろしくお願いいたします。2018年2月24日 3:43 pm #7201Ippei Tsurugaキーマスターご投稿ありがとうございます。まず、JICAで勤務されたいというのであれば、大きく2つのキャリアがあると思います。一つ目は、新卒・中途採用で職員として勤務すること。これはキャリア官僚のようなイメージで、マネージャー(ジェネラリスト)としてODA戦略・支援戦略・案件形成に携わるイメージです。二つ目は、JICA職員が作成した支援戦略に基づいて事業を実施する専門家(スペシャリスト)としてのキャリアです。どこの大学院へ行けば、ジェネラリスト・スペシャリストになることができるという話ではありませんが、大まかなイメージを持っておくと大学院での勉強が将来へ結びつくのではないかと思います。
日本と英国の大学院の大きな違いは1年で修了できるか2年で終了できるかの違いです。春入学の日本の大学院で2年過ごすよりも秋入学の英国の大学院を1年で卒業したほうが半年早く卒業できます。しかし、JICAの新卒採用のキャリアを考えているのであれば、いずれの場合も同じ年の春採用となるはずです。私の場合は英国の大学院を秋に卒業したため、国際機関で半年インターンをした後、JICAに新卒採用で入社しました。
私はサセックス大学開発学研究所で大学院生活を過ごしました。その後10年の職歴を経た今もう一度修士課程で勉強できるとすれば、計量経済学や統計学を応用した分析技術を身に着けられるコースを選びます。どの分野を大学院で学ぶべきかは専攻分野にもよります。一概には言えません。しかし、開発協力の実務に携わる中で感じるのは、勉強に100%の時間を費やすことができる大学院時代にしか習得できないのは、こうした数字を使った技術を身に着けることです。実務というのは仕事をする中で身についていく経験がほとんどです。しかし、計量経済・統計というのは仕事を通じては身に付きません。数字を使った仕事に携わるための基礎技能がなければそうした仕事にも携わることができないためです。
少し話がそれましたね。
2018年2月25日 9:57 am #7216Daisuke Katsushikaゲストありがとうございます。
非常に参考になります。現在はgeneralistとしてキャリアを形成したいと考えています。
やはり、一概にどちらが良いとは言えないとおもいますが、統計や経済を深められるかというのは考えたい項目だと思いました。
ちなみに、公共政策系と開発系でその後のキャリアに差異(JICAでのキャリアと国際機関でのキャリアの両方で)はあると考えますか。2018年2月25日 11:35 am #7217Ippei Tsurugaキーマスター職務経験を積む前に大学院へ行く場合、公共政策・開発学でその後のキャリアが左右されるということは考えにくいですね。これが教育・保健と開発学という比較であればその後のキャリアに影響はあると思います。
業務経験の中で専門性を固めていくというのが考え方としては現実的だと感じます。また、業務の中で専門性が100%身につくというわけでもないので、仕事をしながら自己研鑽として勉強を続けることになると思います。
2018年2月26日 12:42 am #7218Daisuke Katsushikaゲストありがとうございます。
最後はフィーリングになってしまうかもしれませんがしっかり考えて後悔しない方を選ぼうと思っています。
また質問させていただきます。2018年2月26日 5:05 pm #7219Ippei Tsurugaキーマスターまたお答えできることがあればいつでも投稿ください。うまくいくことをお祈りしています。
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