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  • #8628
    匿名希望
    ゲスト

    The Povertist 含め、いつも興味深く拝見させて頂いています。ありがとうございます。

    JPOへの挑戦を考えています。下記のような私の現状を踏まえ、率直なご意見をいただけますでしょうか。

    現在開発学修士号を取得するため、英国のサセックス大学のIDSで勉強しています。これまでの私の経歴ですが、新卒で日本の全国紙(新聞社)の記者になって8年間勤務後、転職して日本のNGOとJICA本部で広報業務に1年ずつ関わりました。ジャーナリズムの観点からだけではなく、国際機関で途上国開発などに直接関わることができるような知識や経験も積みたいと思い、現在に至ります。33歳です。

    少し前までは「広報」ではなく、直接何かプログラムに関わるような職務につきたいと考えていましたが、現在は自分のバックグラウンドを生かすことも重要だと考え、国際機関の広報業務などに関われたらと考えています。しかしながら、記者時代も含め、海外での勤務経験がありません。本来ならば大学院卒業後、JICAやNGOなどで海外勤務の経験を数年積んだ上で、JPOにも挑戦する方がいいとはわかっているのですが、JPOの年齢制限からも、大学院卒業後にストレートで挑戦する道しか残っていません。

    簡単ではありますが、以上の状況から、広報ポストなどを希望し、JPOを目指すことは難しいでしょうか。もちろん挑戦してみないとわからないことと思いますが、国際機関、国際協力業界での経験も浅いため、もし何かアドバイスをいただけるようなことがございましたら、忌憚ないご意見も含め、頂戴できますとありがたいです。何卒、宜しくお願い致します。

    #8663
    Ippei Tsuruga
    キーマスター

    ご投稿ありがとうございます。ぜひ挑戦されてみるとよいと思います。JPOの専攻は日本政府による国内選考なので、同じような経歴の同期とポスト獲得争いをするイメージです。日本政府の戦略でJPOの募集枠が増加傾向にあるので、良いタイミングかと思います。

    以下、JPO後に広報キャリアを続けることを念頭に、私の考えをお伝えします。広報ポストの場合、ジャーナリスト出身の方は多い印象を受けます。ただ、各言語を母語(母語並みに流暢)とする人材が重宝されるのは避けることができない現実かと思います。ILOのように小さな広報部隊で展開している組織の場合、記事の執筆や編集に留まらず、所属長のスピーチ原稿の執筆や取材対応(専門部署のメモ出しの取り纏め)など多様な役割があるようです。

    私は国際機関での事業とは別に、オンラインマガジンやSNSの運営を行っています。その中で感じるのは、国際機関で広報を本業としている職員も、必ずしも新しい広報のアプローチを取り入れることができていないということです。中堅からシニアの広報職員に求められてきた上記のような役割から、もっと現代的な新しい広報ツールを活用した戦略を展開していくことができる人材が求められていくのではないかと感じます。

    少々脱線しましたが、ジャーナリズムのみでよかった過去の広報から、企画力と新時代への対応が求められるこれからの広報の展望を描いてみました。

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