概要
開発援助の実務家になるという目標があった。しかし、それは希望であって、計画と呼ぶにはまだ具体性が足りなかった。東南アジアで過ごしてみよう。そうすれば何を本当にしたいのかが見えてくるはず。そう思い立って始まったのがこの旅。往復航空券に記載された日付以外に決まった予定はなかった。何にも縛られることなく思うままに行き、好きな街で好きなだけ過ごす。道中で多くの街に立ち寄り、そこで暮らす人々や子供たちと出会った。東南アジアの時間は想像していた以上にゆったりと流れ、人々は「開発途上国」と呼ばれる国においてとても幸せそうだった。この人たちと働きたい。それが半月あまり続いたこの旅の結論だった。
2007
Year