説明
第二次大戦終戦直後、GHQに占領された日本において、GHQと互角に渡り合った二人の男がいた。その名は、白洲次郎(浅野忠信)と吉田茂(小林薫)。終戦の年の晩秋、外務大臣になって間もない吉田は、24歳年下の白洲に、GHQとの交渉役を委ねた。海外を飛び回る実業の第一線を退いて郊外で農業に専念していた白洲は、妻・正子(宮沢りえ)の後押しもあり、吉田の力になることを決意する。米国主導で早急に憲法改正を推し進めようとするGHQに抵抗し、熾烈な交渉の場に臨む二人。彼らの心にあったものは、一刻も早い日本の独立への思いだった。本音で激論を交わすことをいとわない、親子ほども年の違う二人の絆、そして日本の未来を見据えた熱い思いと覚悟を描く、人間ドラマが幕を開ける。
監督
伊藤俊也
主演
浅野忠信, 宮沢りえ, 小林薫