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  • in reply to: 進路相談 #8382
    Ippei Tsuruga
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    ご投稿ありがとうございました。私が助言できるとすれば、目の前にある選択肢を優先して選んでいくことでしょうか。先のことはどれほど悩んでも答えは見えてきませんから、今できることに取り組むことが成功のカギかと思います。

    たとえば、大学4年生の現時点でGPAについて悩んでみても、それは変えることができません。イギリスの大学院へ進学を考えていらっしゃるのであれば、実際に出願をしてみてはいかがでしょうか。私のころと変わっていなければ、イギリスの大学院は応募順に審査が進みます。そのため、出願順に合格が出ていく傾向にあります。私のころは、入試もなく、書類審査だけで合否が出ましたので、入学は困難な印象はありませんでした。正直なところ、イギリスの大学院であれば、入学するのは然程難しくないと思います。

    社会人になると見えてくる景色も異なってきます。現時点では、国際機関は実態のよくわからない組織かと思います。私もそうでした。私の感覚では、国連は役場や市役所のようなところです。役場のどの部署で働きたいでしょうか?この質問への回答が、どの国際機関で働きたいか、どの専門性を身に着けたいか、という質問への答えとなります。学部生のころには、私は答えられませんでした。漠然と貧困に関心があったので、大学院で専攻しました。大学院のコースワークの一環に社会保障がありました。それが今の仕事に繋がっています。

    助言になったか不明ですが、目の前にある選択肢を淡々と選んでいくことで未来が拓けると思います。

    in reply to: 現場の声を聞かせてください #8296
    Ippei Tsuruga
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    私は一浪の末、地方の国立大学法学部へ進学しました。当時は法曹業界を目指すことを夢見ていましたが、今思えば情熱が足りなかったのかもしれません。大学へ入るまでも挫折し、大学へ進学してからも挫折しました。その後、国際協力の道へ進み、紆余曲折を経て今に至ります。身内の方々の助言は、私が受けてきた助言ととても似ています。職の安定を求めるのであれば、国際公務員は目指すべきではないと思います。一握りどころか、ほぼ全ての国際公務員は1年未満の契約を一生繰り返すこととなります。裏を返せば、終身雇用が定着した日本の商慣習が世界的には稀で、短期契約の繰り返しが多くの国の商慣習という方が正しいかもしれません。

    理系科目を専門として極めるべし。そう言った意見を頂いているようですね。私がもう一度キャリアを選択できる機会があれば、たしかに理系へ進むかもしれません。私も高校時代には国際というキーワードに飛びつきがちでした。しかし、今振り返ってみると、国際・教養といった学科は専門分野の基礎を固めるためには不十分で、薄く広く知識を学ぶ印象が強いです。国際公務員を目指すのであれば、何か一つの分野の専門性を極めることが強みになります。たとえば、多くのWHO職員は医学の分野で学位を持っていると聞きます。私見ですが、学部レベルでは基礎的な学問を専攻するとよいと思います。そして、学部で学ぶ過程で、大学院へ進学する際に何が役立つのかを常に念頭に置いて学生生活を送るとよいでしょう。

    余談ですが、私の知人に、日本での大学受験を失敗した直後、アメリカの大学へ進学した人がいます。欧米の大学は秋入学ですから、もし可能性があるのであれば、今年の秋に欧米の大学へ進学することも考えてみてもよいかもしれません。費用や準備など様々な制約はあるでしょうが、「一年間日本で浪人生活を送ることを考えれば、欧米の大学へその年に進学してしまえば良かった」と、今振り返って思います(私の場合は英語が全く出来なかったので、その可能性はゼロでしたが)。

    ここでは一度に語り切れないので、私が過去に書いたキャリアに関する記事一覧のURLをご紹介します。ここに書かれている日々の苦悩と葛藤が、等身大の私のキャリアです。

    https://ippeitsuruga.com/ja/tag/career/

    in reply to: 大学院の授業に関して #8288
    Ippei Tsuruga
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    難しい質問ですが、英語の読み書きを中心に準備するとよいと思います。私の通った英国の大学院では、予習にほぼ全ての時間を費やし、復習する余裕はありませんでした。日本の大学ではほとんど予習せず、復習中心の学習だったので大きな変化でした。

    in reply to: GPAについて #8264
    Ippei Tsuruga
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    大学院入学の審査についてはブラックボックスです。審査する側がどのように捉えるかに尽きるので、私には何とも言えないところです。今できること(なるべくGPAを高めること)で最善を尽くし、大学院もなるべく早い時期に出すということでしょうか(英国大学院は出願書類を受理した順に審査が行われることが多いです)。

    in reply to: 農村開発系の修士課程について #8263
    Ippei Tsuruga
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    修士課程がはじまる前までに、文献リストなどはインターネットやメール照会で入手できると思います。英語の不利もあるので、前もって時間をかけて文献を先取りで読み込んでおくとよいと思います。特に私は英語が苦手だったので、時間がたっぷりある時にゆっくり時間をかけて文献を読んでおけば学期中に焦らずに済んだと思うばかりです。

    Ippei Tsuruga
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    おそらく、「選考担当による」というのが回答かと思います。何十件も国際機関にアプリケーションを出していますが、私自身の場合は、過去の上司等へ連絡されたことは(おそらく)ありません。世界銀行の知人の例では、合格後にレファレンスチェックがあり、推薦状の提出が求められたようです。職場の同僚にお願いするというのも一つの手です。ちなみに、私の記憶が正しければ、ILOの場合は、直属の上司の連絡先はレファレンス欄ではなく、職歴欄に記載する箇所が別途設けられていたと思います。その上で、「直属の上司を除くレファレンス数名を記載せよ」とのことだった気がしています。

    in reply to: 農村開発系の修士課程について #8249
    Ippei Tsuruga
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    率直なところ、出身大学で足切りをするような話を聞いたことがないので、あまり気にしなくてもよいのかと思います。自戒の念を込めて、大学院の成績の良し悪しのほうが寧ろ後々響いてくるかと思われます。

    in reply to: 進路相談 #8183
    Ippei Tsuruga
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    ご投稿ありがとうございます。いくつかポイントがあると存じます。まず、8年のキャリアがある分野で経験を生かして次へ繋げられないか考えてみるのが一つのエントリーポイントかと思います。国際協力というと別世界のことのようにとらえてしまいがちですが、ある国の行政・政策に携わるというだけの違いであり、本質的には日本での経験が直接いかせるのが本来あるべき国際協力なのだと思います。ただ現実的な問題として、ご専門としていきたい分野がジェンダーということですので、貿易事務とは若干離れてしまうという悩みがあると察します。

    ファンディング、広報など興味以外の分野からオファーがあった場合どうすべきか、という点についてはどのようなキャリアへ行きたいかによると思います。つまり、将来的にはジェネラリストやプロジェクト・プログラムマネージャーを目指すということであれば、無駄になる経験ではないはずです。一方、ジェンダーの政策分野にこだわるのであれば、可能な限り近い職種を探すのが良いでしょう。

    文章から察するに、予算的な制約から仕事探しに時間を掛けられないという事情もあると思います。大学院の先生方の中で国際機関で関心分野で活動していた方などいないでしょうか。そういった方のコネで有給インターンの機会を得る人もいます。あるいは、人づてに仕事をもらってコンサルタントとして国際機関の内部で働いている人もいます。

    最終的には判断次第となりますが、このような回答となります。

    in reply to: 進路相談 #8094
    Ippei Tsuruga
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    ご投稿ありがとうございます。お会いした方とここで再会できるのは嬉しいです。研究者になりたい場合を除き、実務に役立つ専門性というのは実務を通じてしか身につかないと思います。どの業界も同じですが、良いポストがあるのであれば早めに業界に入ってしまうのが良いのではないでしょうか。私が同じ立場に置かれているとすれば、応募できるポストに応募し、合格してから考えます。大きな組織の歯車となって働くか、小さな組織で現場に近いところで働くかはご自身の判断です。どちらにもメリットがあり、JICAの正社員であれば大きな組織の論理や確立された業務フローや育成プログラムがあります。協力隊を含む小さな組織であれば、現場を這いつくばって手探りで問題を解決する自力は付くでしょう。特に具体的にやりたいことが決まっていないのであれば、新卒という資格を生かし、腰を据えて活動できる正社員ポストが良いかもしれませんね。

    国際機関も様々なので一概に言えませんが、日本の組織でマネジメントをしてきた経験は今後のキャリアに役立つと思います。国際機関は専門性の重要性ばかり重視されますが、裏を返せばマネジメントを日本のサラリーマンレベルでこなせる人材は極めて希少です。国連が非効率な官僚機構と言われて久しいですが、組織が大きくてもマネジメント能力の備わったサラリーマンがたくさんいれば大組織を運営することは可能だと、JICAの経験で学びました。

    インターンなどもどんどんやってみたら良いと思います。迷わず業界に足を突っ込むという原則で、走りながら考えてみてはいかがでしょうか。

    in reply to: 児童労働とILOについて #8092
    Ippei Tsuruga
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    JICA、NGO、国際機関、民間企業などの活動に参加してみるのはいかがでしょうか。私が今のキャリアに足を踏み入れるきっかけとなったのは、香川県の小さなNGOが運営するチャリティショップでボランティアをしたことです。まずは自分の関心がある分野で具体的に活動をしてみることが大切だと思います。そこから次の一歩が見えてくるはずです。また、大学時代は学ぶための時間が確保できると思いますので、学問を疎かにしないことです。私は今でも経済や統計をしっかり勉強しておけばよかったと思うことがあります。学問を疎かにせず、同時に具体的な活動に触れる機会を捉え、知見を広げることに注力してみてください。

    in reply to: どの学部が適しているか #8060
    Ippei Tsuruga
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    ご投稿ありがとうございます。率直に言いますと、国際系の学部だと専門性が身につかないと思います。日本国内の国際関係学部へ行くのであれば、英語圏の海外大学で専門分野を専攻したほうが良いと思います。英語圏と言っても、学費が高いイギリスやアメリカだけではなく、ヨーロッパ大陸(ドイツやオランダ)にも英語で授業を行う大学があるはずです。学費や生活費に関しては、東京の私立大学へ行くのであれば、ヨーロッパの大学へ行くのも大差ないと思います。

    日本国内の大学へ進学するにしても、国際関係学部よりは経済、工学といった伝統的な専門分野で学問の基礎を作るのが良いかと思います。今はJICAしか視野に入っていないと思いますが、国際開発の世界でキャリアを考えるときがいずれやってきます。長期的に考えて大学院やその先のキャリアを考える必要が出てきます。そのときに、国際関係学部よりは何か専門性の軸があったほうが先へ進みやすくなるのではないでしょうか。

    高校二年生ということですので、まだやりたい分野を探すのに時間はあります。専門分野を探してみてください。

    in reply to: 進路相談 #7952
    Ippei Tsuruga
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    色々な考え方があると思いますが、目標を具体化するための一歩が必要な気がします。それは、国連や国際NGOで勤務するに至るキャリアパスは十人十色であって、一概にどのルートが有利かが言えないためです。

    たとえば、考え方の順序を少し変えてみてはどうでしょうか。国連や国際NGOで働きたいのはなぜでしょうか。おそらく、何かきっかけがあって目指し始めたのだと思います。そのきっかけがどのようなものだったか思い出してみてください。きっかけとなった出来事に携わっている国連職員やNGO職員がいませんでしたか。もしそうであれば、同様の仕事をしている人をインターネットで探してみてください。目標となる人を探し、その人のキャリアを参考にしてみてはいかがでしょうか。参考となるサイトを下記に記しておきますので開いてみてください。

    国連職員NOW!
    http://www.unforum.org/unstaff/index.html

    国際機関で働くことを目指すにあたって必要な学歴について
    https://ippeitsuruga.com/ja/bbs/topic/%E5%9B%BD%E9%9A%9B%E6%A9%9F%E9%96%A2%E3%81%A7%E5%83%8D%E3%81%8F%E3%81%93%E3%81%A8%E3%82%92%E7%9B%AE%E6%8C%87%E3%81%99%E3%81%AB%E3%81%82%E3%81%9F%E3%81%A3%E3%81%A6%E5%BF%85%E8%A6%81%E3%81%AA%E5%AD%A6/

    in reply to: 転職か、進学か #7947
    Ippei Tsuruga
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    ご投稿ありがとうございました。どちらを選ぶのかは難しい選択ですね。私が自分の経験から言えることは一つですね。まだキャリアを始めたばかりである程度リスクをとることができる年代だと思います。おそらくどちらを選択しても、日々の業務の中で「別の道を選ぶべきだった」と悩む場面に遭遇することと思います。その時に大切なのは、目の前のことを一つずつ全力で取り組むということです。振り返った時にそれが財産となり、次のステップへ繋がるのだと思います。

    二つの選択肢ですが、どちらも並行して模索してみてはいかがでしょうか。私の経験上、仕事を続けながら模索し続けるのがよいと思います。国際開発業界に共通して言えることですが、仕事が極めて不安定です。実力が結果に直結しないことの方が多いと思います。そうした状況の中で、一つのことに人生を賭けるのは精神衛生上良くないですから、複数の選択肢を同時並行で進めて、先に結果が出たものから順に選んでいく。私はそのようにしています。実力はもちろん大切な要素ですが、結局のところ運の良し悪しが人生を大きく左右するのが国際開発業界のキャリアなのだと思います。

    最後に、専門性についてです。私の個人的な印象ですが、実務に必要な専門性は実務でしか得られず、大学で必要とされる専門性は大学でしか得られないと思います。実務に重心を置き、博士号を目指すこともよいでしょうし、将来的に大学で教鞭をとりたいのであればアカデミアに重心を置いたほうが良いと思います。

    in reply to: 大学卒業後の進み方について #7675
    Ippei Tsuruga
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    ご投稿ありがとうございます。おそらく漠然と国際公務員という存在にあこがれを抱かれている段階なのかと感じました。私は大学3年の頃に国際協力のキャリアを進むか迷いました。考えていても決まらないと感じたので、バックパッカーで東南アジアを回って見ることとしました。その中でいろいろな方の話や仕事に触れながら、どういう道が良いのか考えました。最終的にはTOEIC450点からの挑戦でしたが、大学院へ行って国際協力の世界で一歩踏み出すこととしました。

    色々なキャリアがあることを既にお調べになっている印象を受けます。どれが良いかは自分で決めるしかありませんが、私は常に目の前のチャンスを手あたり次第に当たっていくのが大事だと考えています。国際開発のキャリアは日本国内での就職と比べてもはるかに行き当たりばったりで運に左右される部分が多いです。深く考えて行動に移しても結局思うようにいかないことがほとんどで、実力通りに結果がついてくる世界でもありません。私もそうしていますが、応募できるチャンスには全て応募してみて、最初に良い結果が届いた道へ進む。私はこれまでそうしてきました。

    直接の回答はできませんが、私の考え方を共有させていただきました。参考になれば幸いです。

    in reply to: どの分野で修士号を取るべきでしょうか。 #7670
    Ippei Tsuruga
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    ご投稿ありがとうございます。まず、JPOを通じて国際機関へ就職するのであれば、外務省が書類選考をすることとなります。これまでの経歴と大学院での専攻との関連はもちろんみられると思います。しかし、私の個人的な印象では、国際機関へ直接応募する際の専攻基準と外務省の選考基準は異なると思います。前者は即戦力を求め、外務省のJPO選考は「この人が2年後に国際機関でポストを獲得できるか」という視点です。つまり、外務省の書類選考時にはポテンシャル採用が選考基準だと思いますので、英語・仏語等を使った職場での業務経験や専門性の高い分野での関連業務経験があれば採用しやすいのだと思います。

    大学院については可能であれば英語・仏語圏の大学院に在籍することをお勧めします。ただ、最近はオンラインコースも充実しているので選択肢は確かに広いと思います。私は英語に自信がなかったこともあり、本当に苦労して最低の成績で英国の大学院を卒業しました。それでも英語でのディスカッションやライティングをやりぬいたという自信は、その後のキャリアへの布石となりました。

    直接の回答になりませんが、大学院で学位を取得するということはキャリアチェンジにも大いに役立つと思います。国際機関ではポスト募集分野での業務経験年数をシビアに数えられるので、キャリアチェンジは出世の出遅れとなることは確かです。これは個人の判断ですので、私からコメントすることは難しいのですが、やりたいことと向き合って考えるのが良いと思います。

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