説明
貧困の動学的分析における重要概念となっている脆弱性について、家計のミクロ経済学的行動と関連づけつつ詳しく議論する、「開発のミクロ経済学」の最新の研究成果。
現在の開発・援助政策の動向は、客観的根拠に基づいた貧困の実態分析と貧困削減政策の評価を一層重要なものにしており、これに応える膨大な数の研究が手法面・事例研究双方で急速に蓄積されつつある。本書は最新の研究動向を展望し、「開発のミクロ経済学」を途上国の貧困や脆弱性の分析に応用して、貧困削減政策について言及する。
著者略歴
黒崎卓
1964年生まれ。東京大学教養学部卒業。スタンフォード大学大学院博士課程修了(Ph.D.)。アジア経済研究所研究員、一橋大学経済研究所助教授を経て、一橋大学経済研究所教授。専攻、開発経済学、農業経済学、アジア経済論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
登録情報
単行本: 307ページ
出版社: 勁草書房 (2009/1/30)
言語: 日本語
ISBN-10: 4326546018
ISBN-13: 978-4326546015
発売日: 2009/1/30