説明
「ぼくにはなにもない。家族も、恋人も、生きがいも、やる気も、健康も、生きる意味さえも・・・」中年男性の〈ぼく〉が問いかける、「幸せの在り処」の物語。人生の節目、折り返し地点、中年期を迎えてふりかえってみると、「なにもない自分」に気づきます。奮起して「望ましい自分」になることができる人は、まだ幸せと言えるかもしれません。しかし、歳を重ね行くことで、気力や意欲、その他世の中が評価するものさえ失って、途方に暮れることもあります。歳を取り、多くの力を失い、なお「なにもない自分」には、もうなんの幸せも見つけることはできないのか・・・。心の奥深くに湧くつぶやきのような小さな物語を通して、たとえなにも持っていなくても、見つけることができる〈幸せ〉について描いています。「なにもない」ことによって、かえって見つけることができるものがあることを描く、まったく新しい〈大人のための絵本〉です。人生に疲れたとき、幸せを手に入れる望みを失っているとき、「なにもない自分、何者でもない自分」に嫌気がさしているとき、生きること自体に価値を見出せないときに読んで頂きたい物語です。
著者略歴
齋藤真行
1979年生まれ。東京神学大学大学院修了。日本基督教団牧師。キリスト教を中心として分野を横断する著書を多数、アマゾンから出版中。
さいとうれい
1979年生まれ。横浜美術短期大学卒。『ねがいごとひとつだけ』、『ヨベルのうた』、『しょうたとほしのふね』などアマゾンから出版中。
登録情報
フォーマット: Kindle版
出版社: 扶桑社
販売: Amazon Services International, Inc.
ASIN: B07SV3HQ5W
発売日: 2019/6/10