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昭和16年夏の敗戦

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戦争モノとして手に取ると誤る。これは史実を題材に、組織決定を誤らないようにするためにはどうするか、権限をどう配分するかを問うた本。大きな組織で(と)仕事している人は読むべき一冊。データやファクトはどう意思決定に使われるか。

「〝事実〟を畏怖することと正反対の立場が、政治である。政治は目的(観念) をかかえている。目的のために、〝事実〟が従属させられる。画布の中心に描かれた人物の背景に、果物や花瓶があるように配列されてしまうのである。」

この本の終章に書かれている、この部分がデータ(事実)が、目的を正当化するために使われた歴史を物語っている。そして、日本の大企業や政府機関は往々にして、この論理でいまだに仕事を進めている。

また、エネルギーと戦争の歴史を考える上でも重要な視点が含まれている。日本が米英蘭開戦せざるをえなかったのは、米国が石油の対日禁輸、米英蘭がエネルギーの兵糧攻めを行ったため。備蓄が枯渇する前に包囲網を突破し、オランダ(東インド)の油田確保が唯一の生存手段だった。

後日談として猪瀬氏は、ハルノートの最後通牒は「資源はやるから植民地を手放せ」という米国の外交的なメッセージ」と説明していて、日本が米国と契約の概念を共有し、個別の権益交渉を行っていれば開戦は避けることができたと言っている。たしかにそうかもしれない。ただ、一度譲った権益により、日本の包囲網がより強固になれば、数年後に再び日本は窮地に立たされて位かもしれないわけで、歴史はわからない。

いずれにせよ、当時の状況から今でもかわっていないのは、日本のエネルギー政策。昨今の原発反対・再エネ推進派はどうやってエネルギーを確保しようとしているのか。エネルギー確保が理由で戦争せざるを得なかった歴史をどう検証しているのか。

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カテゴリー: 和書
  • 説明

説明

日米開戦前夜。平均年齢三十三歳、全国各地から集められた若手エリート集団が出した結論は「日本必敗」。それでも日本が開戦へと突き進んだのはなぜか。客観的な分析を無視して無謀な戦争に突入したプロセスを描き、日本的組織の構造的欠陥を暴く。

著者略歴

猪瀬直樹

1946年長野県生まれ。作家。87年『ミカドの肖像』で大宅壮一ノンフィクション賞を受賞。96年『日本国の研究』で文藝春秋読者賞受賞。東京大学客員教授、東京工業大学特任教授を歴任。2002年、小泉首相より道路公団民営化委員に任命される。07年、東京都副知事に任命される。12年、東京都知事に就任。13年、辞任。15年、大阪府・市特別顧問就任。主な著書に『天皇の影法師』『黒船の世紀』『ペルソナ 三島由紀夫伝』『民警』のほか、『日本の近代 猪瀬直樹著作集』(全12巻、電子版全16巻)がある。近著に『日本国・不安の研究』など。

登録情報

フォーマット: Kindle版

出版社: 中央公論新社

販売: Amazon Services International, Inc.

ASIN: B08BFBH9CV

発売日: 1986/8/25

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