フォーラムへの返信

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  • 返信先: 大学卒業後のキャリアについて #19564
    Ippei Tsuruga
    キーマスター

    私もミッドキャリアになる歳になってしまいました。今振り返ってみると、大学時代は生き急いでいたような気がします。私も同じように考え、どのようなキャリアを形成して、いつ大学院へ行ったら最短でゴールへ到達できるか考えていました。ただ、今考えるとゴールすらもあやふやだったのに、その瞬間を精一杯生きていたのか、若干疑問に思う節もあります。

    過去の返信でも類似の質問へ様々な角度から回答していますので、いくつか参考にしてみてください。ご質問に対する直接の回答はできません。ただ、私が言えることは、日本の新卒採用は、社会人としての立ち振る舞い・常識を教えてもらえる良い機会だということです。国際機関で仕事をしていますが、新卒から6年過ごした日本での社会人経験で鍛えられた基礎が今の仕事に生きています。

    大学院へ行くタイミングや分野など、今の段階で心が決まり切っていなければ先送りにしてみてもよいし、同時に就職活動をしてみるのもの良いと思います。すべて同時並行に進め、結果が出たものから順に判断していけばよいというスタンスでこれまでやってきました。

    最後に、国際機関には様々なキャリアを歩んできた人がいます。日本の民間企業での経験がどのように生きるか。人それぞれだと思います。実際に、商社、メーカー、外資系・日系コンサル会社、NGOなど、様々なキャリアの人が周りにいます。唯一共通していることは、英語だけはしっかりやるということです。

    Ippei Tsuruga
    キーマスター

    両親の面倒を見ることを想定するかどうかは各自の判断になるのでコメントはしにくいですね。私の考えとしては、親は親の人生があり、子は子の人生があるということです。

    国際機関でのキャリア形成は、雇用の観点からすれば、極めて不安定です。年に何回も契約更新の交渉や予算のかき集めを何度も経験しながら、私は幸いにも契約が途切れたことがありません。契約がなくなった段階で何をしようかと漠然とした不安は毎日考えることです。ミッドキャリアになると、これに慣れるより他なく、失職したから日本へ帰って就職できるところも考えられません。これはおそらくどの業界でも同じで、キャリア形成の段階で保険を掛けながら生きるかどうかの選択かもしれません。

    回答になりませんが、生き方の哲学のような印象を持っています。

    返信先: 大学の学部について #12921
    Ippei Tsuruga
    キーマスター

    ご関心の所在によってご自身で決められるのが一番後悔が少ないと思います。私が今、大学の学部へ戻るのであれば、経済学部で統計や数学をもう少ししっかり勉強したいなとは思います。国際機関では学部の専門性はほぼ見られないと思うので、大学院での学びをより充実したものとするために学部でしっかり基礎固めすることが大切です。

    返信先: 大学院選択について #12920
    Ippei Tsuruga
    キーマスター

    ごめんなさい、存じ上げません。学部で使われている文献に登場する専門家を当ってみてはどうでしょうか。

    返信先: 開発学系統の大学院進学について #12919
    Ippei Tsuruga
    キーマスター

    経営学の中でどのような科目を勉強されているかがより重要なのではないでしょうか。学部より大学院、大学院よりその後のキャリアの方が仕事を獲得していくうえで重要な指標となります。まずは、学部で基礎学問を固めることに注力しつつ、学外での活動も継続して興味の幅を広げるとよいと思います。開発学等の応用学問は基礎があってはじめて意味のあるものなので、学部で基礎を固めることが重要かと思います。

    Ippei Tsuruga
    キーマスター

    お返事が滞っている間に結論が出てしまったかもしれませんね。正直なところ、私の経験したことのないキャリアを歩まれていることから、何ともコメントしがたいところです。一つ言えることは、5年のキャリアをなかったことにして、一からスタートするという気持ちを持つ必要はないと思います。どのような経験でも、振り返れば糧になっているはずです。どこかでその経験が自分を救う時が来ると思います。

    Ippei Tsuruga
    キーマスター

    お返事が滞っている間に、すでにJPO先が決まってしまったかもしれませんね。国際機関とひとくくりにいっても、各機関で全く異なる予算・人事制度をとっているようです。ILOの場合、新規案件の形成が極めて少ない印象です。これは、UNICEFのように一般からの寄付がなく、補正予算のように任意拠出金が不定期で突然各国から貰える機関ではないためだと思われます。後者についていえば、ILOを担当する各国の省庁は労働省であり、ODAは一般的に外務省が予算を多く握っていることが原因かと思います。また、資金が集まりやすい緊急支援業務を担っていないことも任意拠出金が集まらない要因と思います。ILOのさらにニッチな部局であれば、技術協力プロジェクトがほぼ皆無となり、ゆえに、新規のポストが作られることは数年、数十年に一度といった頻度となるのではないでしょうか。そうなると、誰が退職するか把握しているか、技術協力プロジェクトの多い分野を選択しているか。この二つが生き残れるかを判断するためには重要となります。端的に言えば、内部公募がないことも問題ですが、そもそもポストの絶対数が少ないです。

    ILOにおけるコンサルタントの扱いについて、説明します。ほかの国際機関では、半ば職員のアシスタントのような形で「コンサルタント契約で修行する」といったことが当たり前のように行われているのを耳にします。ILOでは、コンサルタントは成果物ベースの外部専門家といった扱いで、職員ではないのでオフィスへ来たり、日常的にスーパーバイズしたりしてはいけないこととなっています。そのため、みなし職員のようなコンサルタント契約は極めて少ないと思います。

    また、国際機関の多くは最近、1年未満の短期契約(TA)の運用を増やしているようです。おそらく、社会保険やその他の権利が期限付き契約(FT)と比較して低いため、予算を節減できるためかと思われます。ILOはTAも原則運用しないようにしているようです。つまり、ほとんどの職員はFTです。雇われている人はよいですが、TAが多い期間と比べると雇用の流動性は下がります。これも公募ポストが少ない要因かと思います。

    JPO後にILO内でポストが見つからない場合も多く、ほかの機関へ移る方も多いです。階級を上げていくには、公募へ応募するしか道はありません。ほかの機関の事情を詳細に把握していないので何とも言えませんが、私の印象では、「どこからともなく予算がやってきて契約延長される」ことはILOではほぼほぼないです。ほかの期間で働いている知人からよく耳にするのは、「上司と契約延長交渉をして・・・」というものですが、ILOの場合、予算の有無・新規案件の見通しは中にいれば大方把握できるくらい少ないため、自分の契約延長のための予算があるかどうかは何となくわかります。その場合、交渉しても上司も予算を持っていないことは自明です。

    ILOから他機関へ行く方(いかざるを得ない方)はたくさんいるのではないでしょうか。移民労働関係は割とそういうパターンは多い印象ですし、児童労働・UNICEFというパターンも耳にします。私見ですが、OECDは研究者を重宝しているような気がします。そのため、刊行物の雰囲気ももっと研究よりな印象です。ILOから転職された方も知っていますが、ILOはフランス人の多い組織なので、パリに住みたい方はOECDを選んだり、家庭の事情も関係しているような気がします。

    返信先: 進路相談 #12916
    Ippei Tsuruga
    キーマスター

    お返事が滞ってしまいました。無事進学されてご活躍されているでしょうか。私も浪人しましたがJICAへ就職できました。浪人が響くことはありません。在学中の活動は興味の幅を広げることに注力されるとよいかと思います。そして、すべてのことに本気で取り組むことで道は開けるように思います。

    返信先: 進路相談:JBICかNGOか #12915
    Ippei Tsuruga
    キーマスター

    お返事が遅くなっている間に転職等が決まってしまったかもしれず、今になってお返事するのはどうかと思いますが。どちらを選択したにせよ、情熱のある方向のほうが真剣に取り組むことはできると思います。ただ、就職すると外から見えなかった嫌な部分がたくさん見えてくるものです。その都度転職する方もいますが、あまりに頻度が高いと採用する側としては首をかしげるかもしれません。採用後にすぐ転職されると採用コストが高くなるためです。

    JBICで働いたことがないので何とも言えませんが、国際金融の専門性はかなり特異な領域だと感じます。JICAへJBICの一部が統合された直後に私はJICAへ入り、円借款の担当部署でキャリアをスタートしました。当然、周囲は旧JBIC組で、私も多かれ少なかれ国際金融・貸付業務の勉強をさせていただきました。担当機関が短かったため、私自身は専門性を身に着けることはできませんでしたが、中長期にわたって担当している方の専門性はかなりなものだと思います。国際機関は国連が資金難に苦しみ、開発金融機関が潤沢な人件費を抱える時代が来ています。

    返信先: 進路と分野について #12914
    Ippei Tsuruga
    キーマスター

    日本の枠組みにとらわれず、国際舞台でご活躍されたいとの志を持たれていることは大切にするとよいと思います。国内か海外の大学がよいかというやりとりに関しては、過去にもいくつか問答があるので、このページを遡ってみてみてください。どこの大学がよいのかという問題はありますが、英語圏という前提でお答えすると、海外の大学へ行けるのであれば行くのがよいと思います。大学から海外の大学へ進学できる日本人はそれほど多くありません。財力(奨学金含む)、身内の精神的な支援、英語力、進学に関する情報へのアクセス、これらが全て揃ってはじめて可能となることだと思います。私の場合は残念ながらどれも備わっておらず、高校卒業時には考えもしませんでした。

    どの分野を専攻するとよいかについても、過去にやりとりがありますので、ご覧になってください。端的に言えば、私は基礎学問をしっかり叩き込まれる学部へ行くのがよいと考えます。それは数学、統計、経済などなどです。開発学や平和学というのはこれらの応用的な学問ですから、基礎がしっかりしていれば有意義な大学院生活となるはずです。

    いずれにせよ、大学・大学院と進学する中で関心の矛先は少しずつ変わっていくものです。国際機関に関しても、これから存在意義や雇用の安定性など、大きく変化していきます。専攻やキャリアを時代の潮流を読みつつ柔軟に検討されるのがよいかと思います。

    返信先: 外務省の転職可能性について #12912
    Ippei Tsuruga
    キーマスター

    具体的な知人をすぐに思い浮かべることはできませんが、外務省からJICAへ転職される方は少なくない印象です。専門調査員からJICAという流れはよく聞きますし、本省からJICAもある程度いらっしゃるのではないでしょうか。外務省から国際機関へ転職された方も何人か記憶にあります。外務省とJICAは然り、日本政府の支援を受けた形で国際機関へ転職する場合などは、日本政府の仕事の仕方に慣れている人というのは日本政府側としても背中を押しやすいと思います。

    Ippei Tsuruga
    キーマスター

    ご投稿ありがとうございます。雑談の殴り書きのような散文をお読みいただいて光栄です。なかなか経験豊富な方へ助言することは難しく、そのような立場にありませんが、少しだけお返事させていただければと思います。契約を途切れることなく続けるためにはどうすべきか。正直なところ、私にもわかりません。日々必死に生きています。JICAの終身雇用契約を捨ててILO職員となって感じるのは、実力以上に運やタイミングに左右されることが多いということです。他の国際機関はわかりませんが(かなりILOは事情が異なるようです)、ILOの私の分野の場合、新規予算や新規案件が形成されることは極めて稀です。実際、自分が応募できる職位のポストが公募されることは年に1回あればよい方です(ちなみにILOは内部公募はありません)。人道支援や開発銀行を含む金回りの良い国際機関であれば、新規案件や新規ポスト(短期契約含む)が形成されることがあるようです。しかし、ILOの場合はイレギュラーに新規予算が獲得できることが稀なので、「新しいポストができるかもしれない」という漠然とした期待感より、パイプラインを見れば「新しいポストは自分の契約が終わるまでにはできないだろう」という明確な予測が成立します。話を戻しますが、こうした環境の中で仕事をしていると、数年、数か月先の予測をすることはおろか、出張予定を含め、来週、来月の予測も立てにくい生活サイクルとなっています。私はFixed termという契約形態ですが、今年は2、3回契約書を交わしました。契約は途切れなく仕事をしていますが、こうした境遇で仕事を続けるのは家庭があると厳しいと感じる昨今です。

    私自身の話が長くなりましたが、専門性が狭まれば狭まるほど、こうした事情が出てくると思います。ILOしか知りませんが、国際機関は往々にして類似の事情があるのかもしれません。もし国際機関でのキャリアをお考えである程度キャリアがおありなのであれば、日本政府の後押しを受けられるプログラムを活用することをお勧めしたいです。国際機関は政治の場なので、力のある国の影響力が人事にも強く響きます。これを毛嫌いする人もいますが、私はむしろ当たり前のことだと思っていて、本国と強いパイプを持つ人が活躍できる場だと感じます。JICAでの経験は、日本政府の印象も良いでしょうから、大いに活用されるとよいと思います。

    https://www.mofa-irc.go.jp/dl-data/2019midcareer_UNDP_announcement.pdf

    https://www.mofa-irc.go.jp/apply/mission.html

    JICAのコンサルタント契約に関しては、直近の制度を把握できておりません。ただ、日本のODA事業の場合、開発コンサルタント会社に所属する方が組織のバックアップなどを含め有利なように見えます。今後の開発援助潮流に関しては、技術協力や無償資金協力は先細りとなり、借款や民間連携の比重が大きくなると考えています。そのような流れとなった場合、個人事業主として契約を獲得していくのはかなり大変となってくるような気がしますが、どうでしょうか。コンサル業界に関しては門外漢なので、見当違いかもしれません。

    JICAの企画調査員もアフリカなどの不人気な地域であれば、競争倍率も低いという事情があるかもしれません。JICAのご経験が長いようでしたら、JICAのキャリアがあっているような気がしますが、いかがでしょうか。JICAの専門家は、国際機関よりも待遇や競争倍率含め、有利な契約条件であることが多いと思います。

    Ippei Tsuruga
    キーマスター

    ご投稿ありがとうございます。私も大学3年生の冬から語学留学をした経験があるので、親近感をもって拝読しました。JICAへの就職をご希望というのは、新卒での採用をご希望と理解しました。私の経験上、JICAの新卒採用へ応募してくる方の多くは類似経験をしている学生と考えて頂ければよいと思います。つまり、「どこで何をやっていました」ということに関しては、それほど差が出ないことが多いのではないかと察します。そこで大切なのは、大学時代の経験から何を学び、JICAでどのようにいかしていきたいか。そういったことを経験から自然と話すことができる状態で試験・面接に臨むことが大切かと思います。新卒採用は人間性と成長力を審査するものです。かつてのJICAの同僚や知人を見ていて感じるのは、どれほど専門性が際立っていてもコミュニケーション力や人間力がなければ、JICAの新卒採用は通らないような気がします。これからの一年の計画は十分煮詰まっているように見えます。一つ一つの体験を尻込みせず、本気で取り組むことで道は開けると思います。

    返信先: インターンシップの選択について #9939
    Ippei Tsuruga
    キーマスター

    ご投稿ありがとうございます。JPO選考に何が有利に働くかについては、外務省が選考過程で判断しているため、私には何とも言えません。私の周りを見渡すと、日本の国際機関やNGOでのみインターンを経験していたという方はあまりおらず、何らかの形で日本国外で活動経験のある方が多いです。家庭の事情や費用面を考えると、多くの方は無給でインターンを続けることは難しい現状があると思います。国際機関の有給インターンは数少ない機会ですが、少しずつ増えてきてはいます。そうした事情がある場合、国内のインターンについても、なるべく有給で働くことができる機会を選びたいところです。的を得ない回答で申し訳ありませんが、私なら応募できるものには全て応募して、決まってから選ぶことを考えます。JPOもタイミングや運によって左右されることも大いにあると思いますので、迷ったら目の前のチャンスから順番につかんでいくように心がけています。

    返信先: 大学院の選び方について #9325
    Ippei Tsuruga
    キーマスター

    私自身の専門とは異なるので、大変恐縮ですが、なかなかアドバイスすることが難しいです。こちらのポッドキャストで様々なキャリアのお話を聞くことができるので参考になるものがあるかもしれません。

    http://Fairly.fm

    また、来週、ブリティッシュカウンシル主催の大学院留学セミナーがあるようです。このような機会に足を運んで、大学関係者と直接お話をすることで何かのきっかけになるかもしれません。

    https://www.britishcouncil.jp/studyuk/updates/events/development-international-studies

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