国際協力を生業としていますが、仕事以外の部分を書いていきたいと思います。国際協力仕事人はどのような私生活を送っているのか。何を考え、キャリアを選択しているのか。様々な角度からコラムを書くことで、国際協力がより身近になればと考えています。

日本の台湾における開発政策

東大で教えていたスコットランド人バルトンを台湾へ連れてきた後藤新平は、バルトンの都市計画に基づき、1899年4月、東京に先んじて台北で下水道整備を開始した。 さらに読む

日本の満州統治とイギリスのインド統治

台湾統治で名を馳せた後藤新平は、日露戦争の前線で指揮を執った児玉元台湾総督へ戦後統治について具申した。イギリスが行ったインド統治を真似るべきだと。 さらに読む

日本とイスラムの価値観と文明の衝突

大東亜戦争時に生きたインドネシアのリーダーたちの証言をまとめた本を読んでいる。出版社の特性上、日本にとって耳触りの良い証言が多く、差し引いて受け止めた方がよいかもしれないが、証言の節々に興味深い価値観を垣間見る。その価値観は80年たった今でも、日本とインドネシアに根付いているような気がする。 さらに読む

日露戦争前後の日本が置かれた状況

ロシアはモスクワから日本海へ軍事物資輸送を可能とするシベリア鉄道をフランスの資金提供で建設開始。建設時間の短縮のために、清領内を突っ切る鉄道敷設権を清に飲ませ、対日軍事同盟を清と結ぶ。 さらに読む

FTP内のフォルダやファイルを削除できないときのパーミッション変更

サーバー上でフォルダを削除できないときは、パーミッションで制限されている可能性がある。FTPでフォルダやファイルを右クリックして、パーミッションを「755」に修正し、「サブフォルダやファイルにも適用する」にチェックを入れて実行する。 さらに読む

法令分析からドキュメンタリー制作まで

今日は朝から在宅勤務をしていた。午前中は、ずっと手が回らなかった労災保険の案件に着手した。インドネシアの労災保険の詳細な制度設計を、最新の法令を読み解くことから始め、まとめのマトリックスを作る作業だ。法務省のウェブサイトで法令を探し、ダウンロードし、それをDeepLで英語に翻訳する。社会保障の最低基準(102号条約)に対して、インドネシアの社会保障制度がどう対応しているかを検証する。 さらに読む

AIがジェネラリストの新時代の幕を開ける

Xのタイムラインに流れてきた一文が目を引いた。「ジェネラリストは中途半端で何も成し遂げられないと思われがちだったが、AIによって時代は変わった」と。思い起こせば、今日の帰り際に似たような会話をした。 さらに読む

インドネシアに住む華僑に残る過去の記憶

2023年10月、カメラを新調した。2014年に買ったエントリーモデル一眼レフはとうの昔に埃をかぶっていた。

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官僚の道へ進んだ友は家を建て、コンサルタントを選んだ私は違和感を持つ

四日間のジョグジャカルタ出張の最終日、シティリンク航空の突然のキャンセルにより想定より長く、ジョグジャカルタ市内に滞在することとなった。LCCが仕事に向かない最たる例で、LCCはコストカットのために客が少ない便をキャンセルして、別の便にまとめるということをよくやる。今回は往路も復路も同じ目にあった。みんな、断食明けのレバラン休暇に備えてか、今は旅行を控えているのだろうか。 さらに読む

働かないインドネシア人を監視する仕組みと写真文化

インドネシアでは部下がちゃんと働いていない場合がほとんどなので、上司の仕事は常に部下が働いているかどうかをチェックすることだ。大規模な組織になればなるほど、この役割は鮮明になっていく。一度指示したことを自立して黙々とこなしていく日本のような国とは異なり、この国では上司がいなくなるとあからさまに部下はサボり始める。同じ東南アジアであればベトナム、ミャンマー、タイでも仕事をしてきたが、これらの国では同様の問題に直面する機会は少なかった。この国ではほぼ毎日起きる。 さらに読む