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インドネシア大虐殺-二つのクーデターと史上最大級の惨劇

¥902

多民族・多宗教国家で多数勢力が政治に与える影響、思想・宗教を使って自身の行いを正当化する心理など、今のインドネシアの政治・行政と仕事をする上で大切な示唆が歴史から学べる。カンボジアは新政権が歴史検証をしたが、インドネシアは現代に至るまで歴史教科書にも詳細な記述はなく、慰霊碑もない。この国の政治・行政サイクルや、国民性と触れるにつれ、感覚的に「そうだろうなぁ」と納得する点が多かった。振り返り、反省、改善の日常的な流れが、個人レベルでも国レベルでも根付いていないことも、この歴史をインドネシア人の知人たちが知らないことと無関係ではないのだろう。人や国家は未来を予測することはできず、唯一可能なことは、歴史から学び、未来に起こり得ることに備えることだ。

この本から学んだ史実はたくさんあるが、独立期の外交交渉や国連の役割も興味深かった。いくつか列挙してみる。

1949年12月の主権委譲同意に際し、オランダはインドネシアに二つの条件を課した。植民地時代の負債はインドネシアが引き継ぐが、オランダ権益は維持すること。西イリアン(ニューギニア島西部)はオランダ領のままとすることとした。

1949年12月にオランダがインドネシアへの主権委譲に同意した背景。前年、共産党の蜂起が企てられ、不安定な政情が共産主義の台頭を生むと危惧した米国が国連を通じて介入したため。

1970年前後にスハルトが扇動した共産党員虐殺は民間人によって200万人以上の命を奪ったとされるが、それを知るインドネシア人は少ない。反共・自由主義・外資導入へ舵を切ったことで日本企業は進出。未曽有の惨劇を契機に日本も利益を享受した。それを知る日本人も少ない。

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カテゴリー: 和書
  • 説明

説明

一九六○年代後半、インドネシアで二度のクーデターが起こった。事件発生の日付から、前者は九・三○事件、後者は三・一一政変と呼ばれる。この一連の事件が原因となって、独立の英雄スカルノは失脚し、反共の軍人スハルトが全権を掌握する。権力闘争の裏で、二○○万人とも言われる市民が巻き添えとなり、残酷な手口で殺戮された。本書は、いまだ多くの謎が残る虐殺の真相に、長年に及ぶ現地調査と最新資料から迫る。

著者略歴

倉沢愛子

1946年生まれ. 東京大学大学院修了. コーネル大学大学院ならびに東京大学にて博士号(ともにインドネシア史). 名古屋大学教授を経て慶應義塾大学教授, その後名誉教授. インドネシア社会史. 著書『日本占領下のジャワ農村の変容』(草思社, 1992, サントリー学芸賞受賞) 『20年目のインドネシア』(草思社, 1994) 『ジャカルタ路地裏フィールドノート』(中央公論新社, 2001) 『「大東亜」戦争を知っていますか』(講談社現代新書, 2002) 『9・30 世界を震撼させた日』(岩波書店, 2014)など。

登録情報

フォーマット: Kindle版

出版社: 中央公論新社

販売: Amazon Services International, Inc.

ASIN: B08CKSG2TV

発売日: 2020/6/25

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