日本とインドネシアの常連への対応の違い

毎日の日課で通うカフェがある。顔なじみなので、メニューもカップも支払い方法も毎回同じ。日本とインドネシアの違いで興味深いのは常連への対応。日本は常連を大切にする。インドネシアは常連になると、後回しにされる。テイクアウト客を捌いた後、ゆっくりと運ばれてくるマグカップに口をつける。 さらに読む

人口の多い国では遠慮していては、出世できない

インドネシアでは偉くなると偉そうにする人が多く、偉そうな人が偉くなる。人口の多い国では遠慮していては、出世できないのだと感じる。 さらに読む

MS WordのList of Figuresのハイパーリンクに関するエラーの解決方法

MS WordでList of Figuresを生成し、PDFで保存すると、文書内リンクが機能しないことがある。このエラーに関する解決方法を書き留めておく。 さらに読む

ZoteroとDropboxを連携する際の設定

文献管理ソフトウェア「Zotero」とDropboxの連携方法について書き留めておく。 さらに読む

インドネシア人は利己的で調和が苦手なのではないか

台湾の李登輝元総統の回顧録に「中国人は利己的で、一方で個人を維持しながら、他方で社会としての調和を生むことが不得手」とある。インドネシア人もアメリカ人にも当てはまると、住んでみて感じる。 さらに読む

マカッサルの香り

この記事はTABINCIに投稿されたものです。

スラウェシ島マカッサル。

空港の匂いは地域の匂い。マカッサルの空港印象は、煙草と中国語と涼しさ。

マカッサルは大航海時代に香辛料の集積地として発展した貿易港で、インドネシアの他の地域と同様に三百年以上オランダの植民地だった。

植民地時代にオランダ王室御用達だった香り高いコーヒー豆トラジャ。コーヒー好きであればピンとくる品種で、スラウェシ島が産地。インドネシア独立後、オランダが支配を止め、農園も荒廃した。日本のキーコーヒーが1970年代後半に復活させ、生産と輸出を開始。

マカッサルの名物料理は牛肉を煮込んだものが多い。特筆すべきは、スープは一様に素材の味を活かした調理法で、塩味は極めて薄い。辛い、塩辛い、甘いジャワ島の料理とは一線を画す。薄味で繊細な香りや旨味を好む日本人の舌には合う。

また、鮮魚の水揚げが有名で、インドネシアで一番魚介類が美味しいと言われている。

金融に関しては、キャッシュレス化が急速に進むジャカルタと異なり、多くの商店では現金決済が中心。交通に関しては、交通規則を守らないジャカルタ市民に比べ、信号待ちをする人が多数であることに驚く。

移動手段はGrabとGojekを簡単に呼べる。空港には専用デスクが設けられ、担当が仲介してくれるほど便利で安心な移動手段となっている。ジャカルタはインド型トゥクトゥクが多いが、マカッサルでは目にしない。むしろ、バイクで押すタイプの力車をよく目にする。

日本で進まずインドネシアで進むデジタル化-個人情報と法令順守意識の違い

マイナンバーカードの個人情報漏洩問題で行政指導が入ったデジタル庁。デジタル庁が民間のスピード感や民間登用を取り入れてきたことが継続されると良いなと思う。 さらに読む

ジャカルタの床屋

この記事はTABINCIに投稿されたものです。

旅人には庶民の床屋を試してみて欲しい。

ジャカルタの床屋は価格とサービスもピンキリで、高価格帯選べば必ず良いサービスを受けられるかと言えばそうでもない。ショッピングモールに入居している床屋はカットのみで200,000ルピア前後のだが、日本の田舎の床屋の質には到底届かない。ジャカルタの一般的な暮らしをしている庶民は2席前後の小さな床屋へ通っていて、価格は30,000ルピア前後。路上で営む床屋にいたっては20,000ルピアが相場となっている。価格はどれも2023年時点のものだが、場所による価格差が縮まることは今後もないだろう。

庶民の暮らしに触れたい旅人には小さな床屋や路上の床屋を勧める。「同じタオル、はさみ、ハケ、櫛の使い回しはけしからん」という人は、こだわりを捨てなければならない。ショッピングモールに入居する高価格帯でさえ、衛生面は気になるだろう。あくまでジャカルタ庶民の暮らしに溶け込むことで幸せを感じる旅人へ向けたメッセージだ。