エントリー - Ippei Tsuruga

広島・長崎に原爆を落とした国の論理と民間人を中東で殺す国の論理

「国民総動員で戦争しているのだから民間人は存在しない」という論理で原爆を落とし、無差別爆撃を行い、何十万人を殺害した国々が以前あった。そういう国々は、現代においても同じ理屈で同じことをする。そして、歴史上、責任を問われない。

大手と中小の国際機関の仕事の仕方の違い

政策分野が狭くなってくると専門家に数が少なくなるため、外部専門家とコンサルタント契約をする機会が減り、ILO職員自ら文書作成に当たることが増える。他の国連機関と仕事していて感覚の齟齬があるのはこの点。コンサルタントを雇ってコメントするのが仕事だと思っている人が多いことに気付く。

急患がいても、保険の有無がわかるまで助けない病院への対処

急患がいても助けない医師。昨日、インドネシア政府との会合でまさにこの話をし、解決策を話し合った。急患が病院に運び込まれた場合、誰が支払いするか明確になるまで病院が治療しない事案が多いと。労災保険と健康保険のどちらが支払うのか。

インターネット上の言論空間は批判ではなく称賛が増えた

30年間ネット住人をやっていて感じることは、肯定的な言論が好まれる風潮が強くなったということ。感覚的に、2000年代中旬にブログを始めた頃、インターネット上の言論空間は批判が9割、称賛が1割だった。2020年代の今、批判は1割、称賛が九割となった。

外人の役割は忖度せずに正しいことを言うこと

政府の末端職員の仕事は、目の前の社会課題を解決すること。政府幹部の仕事は、国の将来を考えて政治家に具申すること。政治家の仕事は今を優先して国の未来を売らないこと。私のような外人の仕事は、忖度せずに何が正しくて何が間違っているか彼らに言うこと。