ジェンダー平等に疎くなる
ジェンダー平等!
世間の男性陣は、耳にタコができるほど聞かされてうんざりかもしれない。裏返せば、時代が変わり、女性の社会進出がより求められている証なのだろう。 さらに読む
生活環境や日々の気付きなどについて書きます。
ジェンダー平等!
世間の男性陣は、耳にタコができるほど聞かされてうんざりかもしれない。裏返せば、時代が変わり、女性の社会進出がより求められている証なのだろう。 さらに読む
フランスの高速道路には街灯がない。
ジュネーブ近郊のフランスの街へ車で出かけることがある。ミネラルウォーターで有名な街エビアン。そして、フランス第二の都市で食の街リヨン。この2都市へ出かけたわけだが、ハラハラすることに気が付いた。ジュネーブを出るとすぐに高速道路を走ることとなる。しかし、街灯が全くない。夜になると真っ暗闇を自動車のライトを頼りに走行することとなる。
余談だが、開発途上国で仕事をする場合は郊外へ出ると街灯がないため、夜間走行は禁止されることが多い。それと同じ環境が、フランスにあることは驚き以外の何物でもない。さらに恐ろしいことに、高速道路の制限速度は130キロ。真っ暗闇で視界の悪い中、130キロで流れる車列。その中にいるとなかなかスリルがあるものだ。
それにしても、なぜ、フランスの高速道路には街灯がないのだろう。
ワルシャワ歴史地区、旧市街ではない世界遺産。
ワルシャワ観光で外すことができないのが、旧市街。ワルシャワ歴史地区とも呼ばれるこの一角は、ユネスコ世界遺産の中でも特別な存在なのだとか。その理由は、この地区が本物の旧市街ではないことにある。
第二次世界大戦末期、ワルシャワを含むポーランド全土の街をナチスドイツが徹底的に破壊していった。ワルシャワ歴史地区一帯も例外ではなく、原形をとどめないほど破壊しつくされたそうだ。
しかし戦後、ワルシャワ市民の復興への情熱により、「ヒビの一本一本まで忠実に再現された」と形容されるほど精緻に、旧市街地区が整備された。その結果、現在この地区を訪れた観光客は皆、古い街並みの中で安らぎを覚えることができる。
まさに、平和の象徴なのかもしれない。
編集長が一番書くこと。誰か一人が書き続ければ、メディアは一応続いていく。それが細々かもしれないが、閉鎖に追い込まれることはない。
ライターから記事を受け取って編集する際にも、これは大切なポイントとなる。 さらに読む
季節のせいだろうか。 さらに読む
やりたいことと向いていることのどちらかを選ぶべき時はいつかやってくる。 さらに読む
何かを極めることは、孤独との闘い。 さらに読む
風の音。バイクの音。ハサミの音。
午前十時のプノンペン。
太陽がジリジリと照らす路地裏に、申し訳程度に咲くパラソルの花がある。
地元民の生活の源。カンダル市場にほど近いこの場所は、観光客の多い地区にもかかわらず、観光客の立ち寄らない時間と空間がある。
パラソルの花は、カンダル市場から少し離れたお寺の裏にチラホラと咲いている。
パラソルの下をのぞき込むと、笑顔で迎える若者2人。
座って行けと誘う言葉は、英語だった。
5年前にここへ通っていたときは、中年の油まみれのおじさんが1人。
常連と話すときも、外国人と話すときも、片言の英語すら話さない、生粋のプノンペンっ子だった。
あれから月日が流れ、洒落た装いの若者2人が切り盛りするパラソルの花。
時代が変わっても、そこには変わらぬ日影があり、ゆったり流れる時間がある。
先客のカンナム・スタイルのTシャツの男の子が、横のビール箱の上にちょこんと座らされる。
「ごめん」と一言、目で伝え、座席に座る。
注文は特にない。
「思うようにやってくれ」
一言だけ伝える。
バリカンは今も昔も手動で動かすタイプ。なんとも風情があって良い。
5年前のおじさんと違って、この若者2人は英語ができる。
プノンペンの大学で法律を勉強する熱心な学生だった。
授業料を払うために、床屋をやっているそうだ。
なぜ、床屋なのか聞いてみる。
答えは単純。手先が器用で、これなら稼げると思ったそうだ。
若い世代が、自分の手と足でこの国を支えようとしている。
値段を聞かずに1ドル札を渡すと、2,000リエル(0.5ドル)が戻ってきた。
誠実に、懸命に、前へ向かって歩いている。
風の音。バイクの音。ハサミの音。
パラソルの花を見つけたら、立ち寄ってみてはどうだろうか。
この国の明るい未来が、そこにはある気がする。