「国のために働く」ということ
仕事を始めてから20年で一番の集大成となった。この20年間で一度も休暇をとらずにこの国のために働いてきた。
国際労働機関(ILO)社会保障政策担当官。国際協力機構(JICA)に新卒で入構し、6年間勤務。アジア・アフリカの開発援助に実務・研究の両面で開発援助に従事。開発途上国の貧困と開発を深掘りするオンラインマガジン-The Povertistの運営・編集なども行う。
仕事を始めてから20年で一番の集大成となった。この20年間で一度も休暇をとらずにこの国のために働いてきた。
前々からNEWSPICKSをやっていて、おすすめピッカーを襲名頂いているネットオタクな私ですが、コメントを見ていると妙に納得することが時々あります。
ここ数週間は割と真面目に働いています。長かった東南アジア周遊の旅も今日で最後です。11日間で12回飛行機に乗ったことになります。
バンコクとジャカルタ経由でジョグジャカルタへ向かいます。社会保障のデータと指標に関するASEAN会合です。
二時間遅れのフライト。日曜深夜のハノイへ向かっています。ハノイの空港は日本の援助で造られたため、羽田空港のような雰囲気です。ジャカルタやバンコクと比べてコンパクトな空港です。そのため荷物がすぐに出てきて楽です。
JICAから国連へ移籍して一番の大きな変化は、時間の捉え方です。
インドネシアは政治の年を迎えています。来年4月に大統領選を控え、様々な政策が争点となってきます。
インドネシア東ジャワ州のJember地方に来ています。首都ジャカルタから第二の都市スラバヤを経由し、観光客に一人も出会わないこの地へやってきたわけですが、ここから更に山奥へ40分車で移動します。そこにあるのが今回の用務先シドムリヨ村です。
金曜の夜にくたびれたスーツの袖を濡らしながら、汗のかいたビールジョッキで喉を潤す。
最近改めて感じます。短期で成果が出ること。長期で成果が出ること。この2つを同時並行でこなしていくことが大切。大きな目標は遠すぎてモチベーションの維持が不可能な一方、短期の目標ばかり追っていると虚しくなります。