KAIZENという名の小さなイノベーション

日本人は皆、指示待ち人間で自分で物事を考えて行動しない。本当にそうだろうか。日本には英語にもなった世界に誇る「KAIZEN」がある。小さなイノベーションが日々全国各地で起こっていて、小さな業務改善を繰り返している。

日本を一歩出てみて欲しい。上司からの指示、契約書に書かれていることを越えた仕事を越えて業務改善を試みる。そんな人々を一億人も抱える社会は日本以外にない。

シリコンバレーでなぜ大きなイノベーションが起きているか。それは自分で考え、新しいものを世に送り出そうと試みる人々が集まっているからだ。

シリコンバレーに人を集めたのは何か。高い報酬である。日本と同じように全員が中間層であるならば、シリコンバレーでイノベーションは起こらなかっただろう。

シリコンバレーで一部の人が大きなイノベーションを起こす一方、日本のすべての人が小さなイノベーションを起こしている。シリコンバレーですべての人が小さなイノベーションを起こすのは難しいが、日本ですべての人が小さなイノベーションを少しアップグレードするのは可能かもしれない。