国際協力・政治・社会・文化など様々な分野のニュースにコメントします。開発途上国の専門的なニュースもあれば、専門外のニュースへ単に感想を書くこともあります。
タグ アーカイブ: ニュースの読み方
WELQ問題から考える国際協力トピックの発信
DeNAのwelq問題が話題になっていますが、ネットで発信していない人には何のことやら分からないのではないかと思います。 さらに読む
トランプ次期大統領が政治と外交を変える
トランプ次期大統領の行動が相変わらず波紋を呼んでいる。発言の過激さや一部の政策については眉をひそめる思いもあるが、くだらない政治の仕来りや外交儀礼をぶっ壊す姿勢は評価に値すると感じる。 さらに読む
「発展は幸せのためでなくてはならない(ホセ・ムヒカ・ウルグアイ元大統領)
ウルグアイの元大統領ホセ・ムヒカは、世界中から集まった国家元首に対してこう語りかけます。
「発展は幸せのためでなくてはならない」 さらに読む
イチローさんの会見から思うこと
イチローさんが三千本安打を打った。会見を見ていて、自分の気持ちに近いことを耳にしてはっとした。 さらに読む
報道のあり方について
最近本当にいろいろやること詰めてて、
楽しげな話題が思いつかないのです@@;;
今日も気になったのはイラクのフセイン裁判。
みなさん見ました?
朝のニュースではどの放送局でも全く同じような放送でした。
先日も書きましたが、
映像が一種類しかないのは仕方ありませんが、
報道の視点が偏っているというか、
偏見を視聴者に与えるような構成だったことが残念です。
フセイン大統領が本当に虐殺に加担していたとしても、
イラク戦争が認められない方法で行われたのであれば、
あの法廷も公正なものとはいえないでしょう。
僕が言いたいのはたいしたことじゃないです。
イラク戦争はアメリカが国際ルールを無視して始めた戦争だということを
人々は時間の経過と共に忘れ、あるいは無関心になり、
ただ単に「悪いやつがイラクの法廷で裁かれている」という思いでしか
今日の朝のニュースを見ていなかったことに僕は危機感を覚えます。
それは無関心になってしまった僕ら一人一人にも責任はありますが、
「公共の電波を使って私達は視聴者に有益な情報を与える義務がある」と
叫んでいたのはどこの誰でしょうか。
これはTBS買収問題、フジTV買収問題などで局側が主張したことです。
結局は視聴率を取れる番組には力・金をかける。
自分達の利益が危険にさらされたときにだけ綺麗ごとを唱えても
本当の意味での報道を訴える説得力はないのではないだろうか。
参照:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051020-00000031-kyodo-int(共同)
首相靖国参拝について討論する場。
ちょっとマジメなタイトルにしてみました。一言二言でもいいから意見をカキコしちゃってくださいまし。
≪ippeの意見≫
靖国参拝は問題ない。やればいい。
『憲法に政教分離が定められてるんだから、首相が神道の靖国神社を参拝するのはいけないじゃないか!』というような意見があります。そもそも憲法が言っている政教分離の定義とは何なのか。一般的に言われているのが、目的と効果に照らし合わせなさいということです。つまり、特定宗教を布教させる目的で政治が関与し、その結果として特定宗教が支援されたというようなことです。そう考えると、首相が参拝したからといって神道を布教することにもならないでしょうし、問題ないんじゃないかなって事になるわけです。僕個人もそう思いますね。
もう一つ、小泉さんが主張する内政不干渉の原則というのがあります。大学の専攻上ちょっと法律関連の話になるのですが、国際法で他国が内政に干渉してはならないってことが決まっているんですね。だから、国内で首相が行うことに関しては干渉してはいけないってことを小泉さんは言ってるんです。このことに関して中国、韓国の主張には矛盾があるように思います。『首相は公人なんだから私的参拝なんてありえない』って主張することは、参拝行為を『政治』的なものと認めてることになりますね。だとすれば、『自分達は内政に干渉しています』と言っていることとイコールになりませんか?
中国、韓国のお偉いさん達が口うるさくわめいているのが感情論にしか聞こえないのは、論理的に矛盾があるからなんだと思います。日本は過去の出来事について「繰り返してはならない」と間違っていたことを認めています。これ以上不満を感情論で語っても何も生まれないと思うのは僕だけでしょうか。
TV朝日「奇跡の生還者!ロシア学校占拠事件」より
昨年(?)起きたロシアのチェチェン地方での学校占拠テロ事件。
それについての番組ということで特番が組まれていました。
率直な感想は、「メディアはもっと中立な報道で中身のあるものを作るべきだ」
と言うものです。
番組の訴えたかったことはエンディングで流れたナレーションでしょう。
「自らの命を顧(かえり)みずに生徒、子供の命を救うことを考えテロの犠牲となった
女教師から、日本人の中から欠けてしまった大切なものを学んだ」
チェチェン問題について僕はそれ程詳しいわけでもないのですが、
この番組構成には改めてメディアの無能さを実感させられました。
(もちろんよい番組もありますが・・・。)
犠牲になった先生をはじめ多くの犠牲となった人質に対する可哀想という気持ちは
もちろん僕にもありますし、それは誰しもが感じることでしょう。
しかし、メディアはそれを全面に出し、
このような事件を涙を流すための番組にしてはならない。
もっと中立的に事件を分析し、報道することこそが、
求められている報道のあり方なのではないかと思います。
この事件に対して知識の薄い僕がコメントをするのもどうかと思いますが、
一言だけ言わせてください。
人質だけが犠牲者ではない。
テロリストもまた歴史の犠牲者である。
そして、この見解は僕の中では、
現在世界中で起こっている様々なテロに対して当てはまることです。
メディアはテロをはじめから「悪」と決めてかかり、
それ以上、考えることを止めてしまう。
それがブラウン管などを通じて人々にも伝染し、
なぜテロリストがテロを行ったのか、
という真相に踏み入ることを妨げてしまっていると僕は思います。
この記事を最後まで読んでくれた方には感謝します。
もしよければ、匿名でもよろしいので批判でも何でもコメントをお願いします。
通りすがりの方、初めてここへ来てくださった方、その他どんな方でもいいです。
参考資料:wikipedia『ベスラン学校占拠事件』
以下、関連著書(僕はまだ読んでませんので必ずしもオススメとはいえません・・)
チェチェン やめられない戦争
チェチェンで何が起こっているのか