生活環境や日々の気付きなどについて書きます。

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技術に置いて行かれるベテランと部下の眼差し

日々の仕事の中で若い人たちから指示を得るために重要な一つの要素は技術への順応性であると感じる。少し前の話で言えば、そろばんから電卓へ、そして電卓からエクセルへの移行した時代を思い浮かべるとわかりやすい。電卓の時代に電卓の使い方がわからない先輩や上司がいた場合、その先輩や上司は部下から仕事ができないと暗黙の了解でみなされてしまう。同じように、メールの使い方がこなれていなかったり、うまくメールでコミュニケーションが取れない上司がいた場合、その人が信頼を得ることは難しいだろう。例えばTO、CC、BCCの使い方などは、私たちが2000年代初期に大学で学んだことであるが、世代によっては必ずしもそういった共通の理解を持っていない人たちがいる。 さらに読む

相手の負担とタイパ

オンラインで連絡を受け、事務所に行っていいかと聞かれることが増えています。その際、「事務所はどこか」と聞いてくる人が多く、結局私がGoogle MapのURLを送ることが多い。インターネットで探せばばわかるのに、相手にその作業をさせる人が多いです。今回のケースは日本人ではありませんが、日本もそうなのでしょうか。 さらに読む

日常業務でAIを使って感じること

ChatGPTなどのAI技術を事務仕事の簡略化などに取り入れようと思い、自腹を切ってまでテクノロジーに追いつこうと最近意識して使っています。国際労働機関(ILO)は世界の労働環境をモニタリングしたり、指針を示していくことを組織の役割としています。しかし、職員の中でも人を雇い、チームを動かし、実務的な作業に従事している職員は少ないです。私は、AIを日々の日常業務に取り入れて活用しようとしている数少ない職員の一人だと思います。 さらに読む

人口が多い国では独自の常識が作られる

インドネシアのグラブドライバーでよくあるのは、「ETCカード残高が不足しているのでコンビニによります」「燃料不足なのでスタンドよります」と言われ、遠回りして車内で待たされること。 さらに読む

インドネシア大統領選から考える国民性

開票速報が流れている。インドネシア国民が選んだのは、かつて軍の秘密部隊を率いて暗躍した結果国外追放された候補者と現大統領の息子。過半数を確保したようで、勝利宣言も行っている。 さらに読む

リモートワークをする際に部下が気を付けるべきこと

世界中の大企業がリモートワークは非生産的だったと結論付け、オフィスワークへ回帰している。Business Insiderは、「リモート廃止の理由がわからない」とする日本の社員3名の記事を挙げた。使用者側からの視点で考えてみる。

リモートワークで実利があるのは通勤時間の有無。通勤時間がなくなった分、私生活の充実に充てる人と、通勤時間分を仕事やキャリアに充てる人の間で、明確な差が出る実感がある。 さらに読む

国会議員の政策活動費は多すぎる?ILOの政策事業チームの経費と比較

自民党の派閥が政治資金を正確に報告せず裏金化していた問題で、派閥が次々と解散に追い込まれている。その渦中、二階議員の事務所が政策活動費として2年間で10億円支出していたとして、説明を求められている。

本来、政策立案に使うべき費用項目のようで、私も似たような仕事をチームで運営しています。ILOに所属していますが、社内でチームを経営しているような感じで、議員事務所に近い規模なのではないかと思います。

今回は、ILOの社会保障政策チーム運営に要した年間経費を参考までに振り返ります。年間一億円。インドネシアとミャンマーの二か国、常勤八人、非常勤二名。活動費の多くは業務委託で常時三十人程度。 さらに読む

麻生議員の「失言」を騒ぐ人たちに呆れる

麻生議員が上川外相の容姿を揶揄したという話で世間が騒いでいる。実にくだらない。文脈を読むことができなくなったジャーナリストやそれに迎合する人々に呆れざるを得ない。 さらに読む

週刊誌のせいで負けたアジア杯を振り返る

週刊誌は金儲けのために人の人生を暴露したり、無いことを書いて貶めたりすることが認められる時代。日本代表不動のレギュラー伊藤純也選手が、新潮社のせいでアジアカップから早期離脱することとなった。

一万歩譲って新潮社に正義があったとして、俺たちサラリーマンからあと2試合観るささやかな楽しみを奪う権利はなかった。 さらに読む