生活環境や日々の気付きなどについて書きます。

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インドネシア人のパーソナルスペース

人との距離は文化的な要素で変わってくる。インドネシア人の距離感は私には近すぎて、無意識に不快に感じていることもある。例えば、広々としたカフェに客が私一人のとき、日本であれば店の端から席が埋まっていく。インドネシアでは隣に客が座ることも多く、相手の整髪剤や香水のにおいで退店することも多い。また、対面で会話するときの距離も近く、相手の吐息が顔に届く距離であることも多い。後退りしてみるも、一歩詰められる。 さらに読む

組織の後ろ盾がない世界

JICA職員として働いていたときは日本の官僚機構の組織人として、感情や意見を押し込めて組織の看板で発言してきた。ILOでは後ろ盾なしに個人として発言し、刊行物も組織の意見ではないと注記があるので個人の責任。 さらに読む

ジャカルタのカフェ文化に浸透する日本式

この記事はTABINCIに投稿されたものです。

お猪口と徳利でドリップコーヒーを飲む。

インドネシアの庶民的なコーヒーの淹れ方はトゥブルクという方法(沈殿式)で、お湯を注いで沈殿したあとの上澄みを飲む。ジャカルタや大都市のモダンなカフェが増えていて、小さなカフェでも立派なエスプレッソマシーンを備えているところも多い。そのため、イタリア式のエスプレッソベースのコーヒーがより一般的になっている。

一方、淹れ方にこだわりのあるカフェでは、フレンチプレスによるフランス式、日本式のペーパードリップ、ネルドリップ、サイフォンなどを置いているカフェもジャカルタではよく見る。メニューには日本式と記載があったり、ハリオの製品名「V60」と記載されていることが多い。日本式を選択すると、お猪口と徳利で提供されるパターンも多く、日本の文化がジャカルタのカフェ文化に与える影響を垣間見ることができる。

ジャカルタの丸亀製麺が現地化している話

インフレと円安。ジャカルタの和食チェーン店は日本人向けではなくインドネシア人向けにシフトしている。空港の丸亀製麺はかけうどんと天ぷらで500円。天ぷらも現地化していてちくわチーズ天ぷらはあるのに、大好きなきつねがない。本物のうどん食べるなら香川行くしかない時代に。 さらに読む

イスラム教と仏教の祝祭の違い

イスラム教と仏教の祝祭の違いを肌で感じる。バンコクの水かけ祭りは街をあげてにぎやかな雰囲気で完全に俗世化した行事となっている一方、ジャカルタのイードは普段は目につかないねずみや猫が多く感じるほど人がいないゴーストタウンとなっている。これは家族や田舎との繋がりなど、色々な背景に起因しそうだ。 さらに読む

レバランのジャカルタ

断食最終日のジャカルタは、もぬけの殻です。帰省ラッシュを終えた大都市は、巨大インフラと閑散とした目抜き通りが象徴的な社会主義国の風景に見えます。 さらに読む

ラマダンのジャカルタ市民

4月20日、ラマダン最終日。インドネシアは祝日で、帰省したサラリーマンの影はもうない。閑散としたジャカルタは、渋滞のない近代都市に見える。バイクが減り、高級車が目立つ。 さらに読む

弱体化する日本を憂う

外国で出稼ぎ労働していると、祖国がより身近になり、心配になるとよく聞く。政治家が標的にされる事件が度々起こるのは、残念で心配になる。決して許されるべきではない。 さらに読む