インドネシアの未来と国民の選択
ILOインドネシア事務所は新しい所長を先週迎え、順次着任後のブリーフィングと表敬訪問を行っている。私もようやく今日時間を合わせることができて、二時間じっくりと社会保障政策の課題や方向性、ILOがどうあるべきか、そのために所長はどうすべきか、広報や人事の改善点など、いつも通り生意気かつストレートに具申させてもらった。 さらに読む
国際協力を生業としていますが、仕事以外の部分を書いていきたいと思います。国際協力仕事人はどのような私生活を送っているのか。何を考え、キャリアを選択しているのか。様々な角度からコラムを書くことで、国際協力がより身近になればと考えています。
ILOインドネシア事務所は新しい所長を先週迎え、順次着任後のブリーフィングと表敬訪問を行っている。私もようやく今日時間を合わせることができて、二時間じっくりと社会保障政策の課題や方向性、ILOがどうあるべきか、そのために所長はどうすべきか、広報や人事の改善点など、いつも通り生意気かつストレートに具申させてもらった。 さらに読む
インドネシアでは女性省の副大臣の舵取りで、ケアエコノミーロードマップを策定中です。レニさんという人で、長年開発省で幹部を務めていた方です。 さらに読む
「社会保障法の成立から20周年を記念して、系譜をまとめた本を書いている」。もう七十台とは思えないほど大きく艶のある声を響かせ、目の前の老人は言葉を進める。2004年に成立した社会保障法は今でも根拠法となっていて、全ての社会保険制度の基礎となっている。当然、私は仕事でこの法律を夢にも出てくるほどすらすらと引用するわけだが、20周年といわれてハッとした。2004年に成立したというのは私の中では本の中の出来事で会って、「そこから20年」という感覚はなかった。目の前の老人の目には遠い日の記憶がにじみ、国民皆保険を実現した今日の健康保険制度の進化と歩んできた人生の年輪が額に現れる。この老人は、本当は老人と言っては怒られる偉い先生で、インドネシアの社会保障業界で知らぬ人はいない。ハズブラ・タブラニという人で、インドネシア大学で教鞭をとる傍ら、社会保障政策にずっとかかわってきた。 さらに読む
インドネシアのグラブドライバーでよくあるのは、「ETCカード残高が不足しているのでコンビニによります」「燃料不足なのでスタンドよります」と言われ、遠回りして車内で待たされること。 さらに読む
開票速報が流れている。インドネシア国民が選んだのは、かつて軍の秘密部隊を率いて暗躍した結果国外追放された候補者と現大統領の息子。過半数を確保したようで、勝利宣言も行っている。 さらに読む
誤解を恐れずに言えば、ILOはフランス系の組織文化である。ジュネーブに本部があり、仏語圏の影響を受ける職員が多い。職員数もフランス人の数は拠出金に比べて多く、毎年Over Representativeとなっている(宗主国として仏語圏アフリカ各国の二重国籍保有者を含めればさらに多い)。 さらに読む
世界中の大企業がリモートワークは非生産的だったと結論付け、オフィスワークへ回帰している。Business Insiderは、「リモート廃止の理由がわからない」とする日本の社員3名の記事を挙げた。使用者側からの視点で考えてみる。
リモートワークで実利があるのは通勤時間の有無。通勤時間がなくなった分、私生活の充実に充てる人と、通勤時間分を仕事やキャリアに充てる人の間で、明確な差が出る実感がある。 さらに読む
自民党の派閥が政治資金を正確に報告せず裏金化していた問題で、派閥が次々と解散に追い込まれている。その渦中、二階議員の事務所が政策活動費として2年間で10億円支出していたとして、説明を求められている。
本来、政策立案に使うべき費用項目のようで、私も似たような仕事をチームで運営しています。ILOに所属していますが、社内でチームを経営しているような感じで、議員事務所に近い規模なのではないかと思います。
今回は、ILOの社会保障政策チーム運営に要した年間経費を参考までに振り返ります。年間一億円。インドネシアとミャンマーの二か国、常勤八人、非常勤二名。活動費の多くは業務委託で常時三十人程度。 さらに読む
デジタル化が世界の社会保障業界でホットトピックになっているが、もっと細かい議論が必要。学生時代に日雇い肉体労働やったことある人は目撃したことがあるだろうけど、日本の日雇い労働者の雇用保険料の払い方は画期的で、手帳に専用の切手を貼って加入日数を数え、切手代が保険料として徴収される。 さらに読む
麻生議員が上川外相の容姿を揶揄したという話で世間が騒いでいる。実にくだらない。文脈を読むことができなくなったジャーナリストやそれに迎合する人々に呆れざるを得ない。 さらに読む