携わっている仕事について書きます。

タグ アーカイブ: 業務日誌

インドネシア人は利己的で調和が苦手なのではないか

台湾の李登輝元総統の回顧録に「中国人は利己的で、一方で個人を維持しながら、他方で社会としての調和を生むことが不得手」とある。インドネシア人もアメリカ人にも当てはまると、住んでみて感じる。 さらに読む

日本で進まずインドネシアで進むデジタル化-個人情報と法令順守意識の違い

マイナンバーカードの個人情報漏洩問題で行政指導が入ったデジタル庁。デジタル庁が民間のスピード感や民間登用を取り入れてきたことが継続されると良いなと思う。 さらに読む

キャッシュレス化が進むインドネシアと進まない日本

新紙幣発行やキャッシュレス化関連のニュースについたコメントで、賛同する声が多い。日本では「年寄りがこまるからキャッシュレスは無理」という考えが主流か。現金を使える店が少数になりつつあるジャカルタはたしかに若者が多いが、年寄も選択肢無いのでキャッシュレスに適応している。 さらに読む

日本以上に忖度社会のインドネシアに住む

インドネシアに駐在する人は異口同音に「インドネシア人は人がよく、暮らしやすい」と言う。たしかに、快適に暮らせる社会の仕組みや、助けてくれる人が多かったり、極めて快適に住ませてもらっている。 さらに読む

ジャカルタ勤務は感染症に掛かりすぎる環境

二カ月に一度の体調不良(感染症)にやられ、この国で体調を維持することの難しさを感じる。これで4回連続同じ周期で飛沫感染しており、最早、感染しても大丈夫な身体作りの方が大切な気がしている。 さらに読む

出版物の制作過程

6月上旬に出版するレポートの製作。大きな組織であれば、専門の人がいるのだろうが、ここにはいない。編集を外注して、戻ってきた文書を最終確認し、デザイナーに外注。デザイナーから最初のドラフトが手元に届き、コメントをつけてやり直しの依頼。今ここ。 さらに読む

公正なエネルギー移行パートナーシップ(JETP)のインドネシア諮問委員会

G20の合意文書、Just energy transition partnership 通称JETP。石炭産業やめるかわりに2兆円の投資・融資をインドネシアに支援するという話。大量の雇用が失われ、大量の雇用が別の産業に流れ込む。 さらに読む

働かなくても食べ物が自生している国では社会保障は根付きにくい

インドネシア人が後先考えず、何とかなるから大丈夫と常々楽観視している民族性であることは駐在経験者はみんな知るところ。公的年金設立の社会対話で人々に「そんな楽観視しているダメ。あなた達はキリギリスであなた達はの子どもが蟻のように働いてあなた方の面倒を見る社会になる。」と私が言ったところで、ほとんどの関係者は耳を課さない。 さらに読む

デジタル化によって政策の仕事は忙しくなりすぎた

(おそらく)10歳以上は年上のベテランの同僚に技術的な助言を貰うために電話をかけたときの話。技術的な内容は込み入っているので割愛するが、「ここ数年のデジタル化がしんどい」という雑談が興味深かったので書き留めておく。 さらに読む

グラブタクシー運転手の話

グラブタクシー運転手の話。ジャカルタから車で2時間のバンドン出身で、3ヶ月前にジャカルタに出稼ぎに出てきた三十代。専業主婦の妻と子供をバンドンに残して、月に一回帰省する。出稼ぎを決めたきっかけは、バンドンで経営していた中古車販売業がコロナ禍の需要減で立ち行かなくなり、畳んだらしい。グラブの月収は6-9milルピアで、自営のときの25milルピアと比べて激減。お金をためて、また中古車販売業を始めるらしい。 さらに読む