フィリピンの一時的貧困、10人に4人が貧困の罠から抜け出せず
フィリピンの10人に4人が、貧困の罠から脱却できていない。過去数年にわたる輝かしい経済成長の影で、外的なショック(病気や事故など)が起きればたちまち貧困に逆戻りしてしまう人々が、国民の半数に迫ろうとしている。
これはアジアマネジメント研究所(AIM)が発表した研究成果で、フィリピンが東南アジアでミャンマーに次いで高い貧困率に甘んじている影の部分を如実に示した結果だ。
研究成果を踏まえて同研究所は、経済成長が持続的かつ万人が恩恵を受けることができるものである必要があるとしている。