Microsoft Officeが便利になった
政策レベルの仕事というとかっこよく聞こえますが、やっていることは意外に地味です。文献を読んで政策ペーパーをドラフトする作業が花形の部分だとすれば、仕上げの部分はとても地味な作業です。WordやPower Pointで体裁を整えて出版物っぽく見せる作業。フォントをそろえて、スペースを揃えて、図表をかっこよく加工して。とても地味だ。
ただ、こういう作業をしていて最近思うことは、Microsoft Officeの進化は目を見張るものがあるということ。ほぼ十年ぶりくらいに最新版にしたところ、驚きでした。
たとえば、パワーポイント。一昔前のパワーポイントならば、図の大きさや位置が正しいか、動かしながら目で確認する必要がありました。最新のパワーポイントでは図表をドラッグすると、位置、大きさ、スペース幅などを自動的に提案してくれます。これによって作業効率が大幅に改善されました。
また、美しい公式テンプレートが大量に無料で配布されています。特に英語版に関しては本当に充実しています。これもとてもありがたい。
私も前職で随分パワーポイントで資料作りをしましたが、あまりデザインのセンスが無いのが悩みでした。世の中には「パワポ職人」なる人が存在し、デザイナー並みの腕前で資料を作ります。そういう憧れを持っていた時期もありましたが、今ではテンプレートや最新の機能を駆使することで少し「パワポ職人」に近づける気がします。