途切れ途切れの開発協力の実務家キャリアを繋ぐ場所
「学会や研究所をアップデートする」という記事を書いた。これも「国際開発の研究チームを一緒に作りませんか?」と同様に賛否両論色々な意見を頂いた。
開発実務キャリアを歩んでいると、相互学習の機会は特定の学会・大学に所属するしかない現状。各地で勉強会は開催されるものの、頻繁な異動によりキャリア通じて参加し続けられる場はない。
国際協力キャリアはライフステージを通じて関わり続けることが難しい。契約が切れたり、大学で勉強したくなったり、子育てしたり、介護したり。だからこそ、WIFEさえあれば常に実務や研究の場へ足を踏み入れることができる環境が欲しい。
他国の事例を知りたいとき、文献を読み、自分で研究するか、コンサルタントにやってもらうか。これが現状。アジアで実務に携わる中で解決したい課題に直面したとき、専門分野の近いアフリカや南米の実務家・研究者に気軽に相談できたらどうだろうか。
もちろん、実務のなかで文献読んだり委託してエビデンス集めたりするわけですが、多くの場合、締切が短いことが多い。明日までに、明後日までに、あと一週間で、というタイムラインの中で有志の実務家コミュニティに質問共有すれば、アイデアや既存の資料やパワポが2、3集まる助け合い高め合いの場所があれば。
学会をアップデートすると言うタイトルだが、内容ご覧頂くとわかるとおり、研究者による既存の学術学会を変えるという意味ではない。むしろ、そのビジネスモデルから学んで、もう一つ場所を作るというイメージ。世界中に離散している国際協力実務に携わる人が集まる場所。