国際協力を外から支えること
ここをご覧いただいている方の中には、途上国の貧困問題を深掘りするオンラインマガジン「The Povertist」をご存知の方も多いかと思います。
2009年頃から構想を考えはじめ、ここ数年で本格的に運営してきました。
いろいろな方の支えがあって、最近では初めて会う人にも「ウェブサイト見てますよ」と言われることも随分増えました。
特に、JICA関係者や開発コンサルタントの方が、Googleから辿り着いて読んでいただくパターンが多いようです。
とてもありがたい限りです。
ここ数年は、JICA職員として日本の国際協力を中から支える役割を担っていました。
その中で感じたことの一つが、「国際協力を外から支えること」の大切さです。
イメージしてみてください。
たとえば、途上国の社会保障案件やベトナムの貧困削減案件を受注したコンサルタントの方が情報収集するとき、まず何をするでしょうか。
今の時代、図書館へ行く人はいないと思います。
Googleで検索する人がほとんどではないでしょうか。
「途上国 社会保障」や「ベトナム 貧困」とGoogleで検索してみてください。
目に付きやすいところに私の記事が出てくると思います。
インターネットが発達した現代では、国際協力を外から支える方法も変わってきました。
直接会って情報提供したり、難しい論文を書いて出版することが、かつてのやり方でした。
しかし、最近では、誰もがまず最初にインターネットで情報収集する時代となっています。
インターネット上に有益な情報を置いておけば、有用な順に表示されます。
どんなに素晴らしい論文も、タイミングを逸すれば閲覧されません。
一方、内容が80%の出来でも、タイムリーに出すことができれば役に立つ情報としてGoogleは上位に表示します。
良い時代になりました。
世界のどこにいても、日本の国際協力を支える方法がここにあります。
今年の目標は、もっと多くのトピックで意味のある情報を、Google検索の上位に発信していくことです。
そうすることで、JICAやコンサルタントの方がその情報を参考にして文書を作成する手助けとなります。
日本の国際協力を外から支えていこうと思います。