携わっている仕事について書きます。

タグ アーカイブ: 業務日誌

人のせいにせず、自ら汗をかくこと

人のせいにせず、自ら汗をかくこと。これを大人に指示することはとても難しい。 さらに読む

技術協力プロジェクトの評価指標の作り方

私はプロジェクト(事業)を一昨年は5件、昨年は2件、今年は1件統括していて、複数の新規事業の立ち上げへ向けて関係先と調整を常時行っている。開発援助業界の大手の組織で事業形成に携わったことがある人であればわかると思うが、事業立ち上げの時の計画書にはインプット(活動)とアウトプット(直接的な成果)とアウトカム(その先にある間接的な成果)を定め、進捗・達成状況を測るための数値目標を指標として設定する。 さらに読む

国際会議でのベジタリアン対応

地域会合の調整経験のある人は理解できるとおもいますが、菜食主義者への対応は結構な調整コストになる。一括りに菜食主義といっても三通りある。宗教、政治、健康の観点から肉を食べない人。

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インドネシアの生産性が低い庶民レベルの理由

インドネシア政府の開発優先事項の一つに生産性の向上がある。人口が多いわりに経済成長が今一つという指標で、経済指標を労働人口で割って計算したりする。 さらに読む

ユニクロの垂直統合、中所得国の罠、ミッシング・ミドル

ファーストリテイリングが生産ラインの垂直統合を進める報道。直接の雇用関係がないサプライチェーンの末端までバイヤーの(法的責任ではなく)社会的責任を求める国際社会の風潮を反映したものだろう。経済的に成長し、中所得国となっても、労働者の保護制度が無い・曖昧な国が多い。 さらに読む

5年ぶりのバンコクで、ジャカルタの発展に気づく

ジャカルタからバンコクに来ると、活気の無さに違和感を覚える。中間層が立派な車に乗り、インフラはきれいに整備され、路上を埋め尽くしていた無数のトゥクトゥクとバイクは消えた。バンコクは普通の街になり、ジャカルタはその影を追いかけているのだろうか。 さらに読む

採用時のレファレンスチェックに関する留意点

人を雇う時に必ずレファレンスチェックをする。つまり、履歴書に記載されている以前の雇用主に連絡し、色々聞く。新卒を終身雇用で雇う日本では、興信所を雇って身辺調査を行うことが昔からあったが、似たようなもの。 さらに読む

大手と中小の国際機関の仕事の仕方の違い

政策分野が狭くなってくると専門家に数が少なくなるため、外部専門家とコンサルタント契約をする機会が減り、ILO職員自ら文書作成に当たることが増える。他の国連機関と仕事していて感覚の齟齬があるのはこの点。コンサルタントを雇ってコメントするのが仕事だと思っている人が多いことに気付く。 さらに読む

急患がいても、保険の有無がわかるまで助けない病院への対処

急患がいても助けない医師。昨日、インドネシア政府との会合でまさにこの話をし、解決策を話し合った。急患が病院に運び込まれた場合、誰が支払いするか明確になるまで病院が治療しない事案が多いと。労災保険と健康保険のどちらが支払うのか。 さらに読む

外人の役割は忖度せずに正しいことを言うこと

政府の末端職員の仕事は、目の前の社会課題を解決すること。政府幹部の仕事は、国の将来を考えて政治家に具申すること。政治家の仕事は今を優先して国の未来を売らないこと。私のような外人の仕事は、忖度せずに何が正しくて何が間違っているか彼らに言うこと。 さらに読む