国際協力の玄人向けブログマガジンを続ける理由
お陰様で、「The Povertist-開発途上国の貧困と開発を深掘りするオンラインマガジン」を運営し、多くの人に読んでいただいています。
日々、開発途上国のローカルメディアを見て、玄人好みの耳より情報をまとめて発信したり、開発課題に関するオピニオンや分析・解説記事を書いたりしています。
最近ふと思うのが、「なぜ、こんな面倒なことをしているのか」ということ。
もう何年も書き続けていると、こうした一連の作業が日常になってきていて、理由が徐々にわからなくなってきています。
そして、理由も初心からは常に変わってきているのだと思います(初志貫徹という言葉がありますが、軸足さえずれなければ、なんでも柔軟に変わって良いはず)。
それで、結局のところ、なぜ続けているのか。
いろいろ語ることはできますが、あえて一つ上げればこれだと思います。
JICAや国際機関が高いお金(コンサルフィー)を払って入手している情報(分析、まとめ情報など)を無料でバンバン発信するウェブサイトがあったら面白いんじゃないか。
業界全体が変わるのではないか。
何か、そんな妄想をどこかで描いているような気がします。
2チャンネルの創業者のひろゆきさんが、なぜ2チャンネルを作ったか聞かれたときの答え。
「みんなが自由に語れる場ができたらみんな何を話すのか関心があった」
最近すごく共感します。なかったものを作ったら、世の中に何が起こるのか。
The Povertistを通じて、それを見てみたいという気持ちが大きいのかもしれません。