公正なエネルギー移行パートナーシップ(JETP)のインドネシア諮問委員会

G20の合意文書、Just energy transition partnership 通称JETP。石炭産業やめるかわりに2兆円の投資・融資をインドネシアに支援するという話。大量の雇用が失われ、大量の雇用が別の産業に流れ込む。

先進国では、失業から就業までの間に失業給付が支払われ、ハローワークが就業支援したり、職業訓練の機会を提供したりする。

インドネシアではどういった事態が想定されるか。既存の社会保障はどのように機能するか。機能しないのであれば、何をどのように変えるべきか。そういった論点整理の一枚紙をここ数日作成していた。

コピペで一枚紙を半日で作成するつもりが、十枚となり、論点が膨大になりすぎ、まる二日かかった。国連や二国間援助機関も加わって、インドネシア政府の支援をしていく。そのための雇用・社会保障の側面を弊社が担当。日本政府も噛んでいるようなので、連絡あればできることは協力したい。

今回の作業は三ヶ月後に紙出し予定だったが、数日前に急遽週明けまでに予定変更となった。私の場合は通常、ドラフトした後に世界各地にいる同僚にコメントもらうことで、間違ったことを提言しないようにする。ただ、こういう短期間で出す場合はドラフトでとりあえず期日通り送る。

書いたものを内部文書に眠らせておくのは勿体ないので、事後に同僚とPolicy briefなどの様式で、ウェブにアップできるように精査し、見繕う。そうすることで組織としてもドナーに対しても目に見える成果品が示せる。時間は有限なので一石二鳥を考えながら仕事をするのが大切。