ジョグジャカルタの夜道

インドネシア・ジャワ島中部にあるジョグジャカルタに来ている。ここは日本における京都のような位置づけで、インドネシアの中で数少ない特別な自治権が認められた自治区だ。

観光地としても有名だ。仏教遺跡のボロブドゥール(Borobudur)や、ヒンドゥー教遺跡のプランバナン(Prambanan)がある。プランバナンはアンコールワットに似た印象がある。古くから文化の中心として栄えた、歴史ある街だ。

現在は夏休みシーズンで、ヨーロッパやインドネシア国内からの観光客が多く訪れている。そのため、観光のハイシーズンに入っているそうだ。今日は空港からグラブ(Grab)のタクシーを呼んだり、流しのタクシーを捕まえたりするのが難しく、苦労した。

先ほど、ガジャマダ大学(Gadjah Mada University)の社会保障を研究している講師と食事をした。ガジャマダ大学は日本でいう京都大学のような位置づけの大学だ。

夜の気温は24〜25度くらいで、湿度も高くなく乾燥している。かなり過ごしやすい季節で、観光シーズンというのも納得できる。歩道のない大きな幹線道路を歩いているが、人通りが多い。

観光地として洗練されているとはいえ、多様なビジネスがあるわけではない。サービス産業が中心で、自営業が多い地域だ。そのため、給与水準や所得水準はあまり高くない。統計上、インドネシア国内でも所得が低い地域の一つとなっている。

素晴らしい観光地としてマリオボロ(Malioboro)通りがある。駅より南側にはタマン・サリ(Taman Sari)という、昔の王様が水浴びを眺めていた場所がある。王宮もまだ残っており、スルタン(Sultan)による自治が認められている。

近くにソロ(Solo)という地域があるが、そこではスルタンが権力を失ってしまった。一方、ジョグジャカルタはまだ特別自治区として残っている。そういった歴史と政治の中で、かろうじて特別な地位を保っている地域だ。

夜になると17時以降から、アンクリンガン(Angkringan)という路上の特設食事処ができる。これがこの地域の名物だ。地元の人々が外に出てきて、コミュニティの人たちや家族連れで食事を楽しむ。ござの上に座って焼き鳥などを食べ、19時か20時くらいまで話をして帰る。こうした独自の文化もこの地域の特徴だ。

飲み物では、コーヒーの中に炭を入れて飲む「コピ・ジョス(Kopi Joss)」が名物だ。また、あまり知られていないB級グルメであり、真っ赤な炭をコーヒーの中に入れて沸き立たせる様子を、インスタグラムやYouTubeで撮影するのが、コアな旅行客の間で人気になっている。

www.youtube.com/watch?v=CAbH-uk1HqQ


※この記事は、AIが筆者の音声ファイルを文字起こし・執筆し、筆者が編集したものです。